企業の省エネ 成功事例

アポロテック株式会社様

事業内容自動車部品、電子部品製造
従業員数23名
所在地神奈川県横浜市都筑区池辺町3834
TEL045-929-0421
URLhttp://apolotec.net/

 1990年創業のアポロテック株式会社は、神奈川県横浜市に工場をかまえ、自動車用部品、電子部品の製造を行っている。フォーミング加工と呼ばれる技術によって、複雑な形状でも360度の方向から自由自在に連続加工でき、コスト削減を成功させた。確かな技術と安定した生産力、優良な協力会社とのネットワークでお客様から信頼が寄せられている。世の中から必要とされる企業であるために、新しい機械の導入や省エネ活動の実施など、一歩先をいく取り組みを知るため、副社長である齋藤孝行氏と、工場長の高橋将英氏に話を伺った。

電気の見える化で、適切な使用量を把握 明確な基準が効率的なエネルギー管理につながる

半信半疑で始めた省エネ活動

 アポロテック株式会社がSMARTMETER ERIA(以下、ERIA)を導入したのは、2013年10月。日本テクノを知ったのは、飛び込み営業からだった。ERIAの導入は有効だと感じたが、初期投資対効果を懸念していた、と齋藤氏は当時を振り返る。しかし、普段から省エネを意識していたこともあり、社員にも省エネ活動を習慣付けたいと導入に踏み切った。これまで生産の安定が第一優先で、さらに電気料金のしくみも知らなかったため、具体的な取り組みは行っていなかった。実際に数値化されたデータを見て、電気を使いすぎていたことを反省したと高橋氏はいう。ここからデマンドと電気使用量ともに10%削減を成功させた省エネ活動がスタートした。

デマンドピークの要因は空調

 1年目は、デマンド値を把握することから始まった。定期的に日本テクノの営業スタッフと勉強会を開くことで、デマンドピークの要因は空調が占める割合が高いとわかった。それから意識的に管理を行ったものの、正月休暇明けの仕事始め、冷えきった工場内を温めようと空調を同時稼働したところ目標設定値を超えた。始めは警報を止めるために、やみくもに空調を消していた。警報と調整を何度か経験したのち、周囲の環境に着目することでピークを回避するコツを掴んだ。外気の影響を受けやすい入り口側の空調を優先的に調整した。2年目以降、ルールによって色分けされたスイッチングシールで空調は徹底管理され、照明の間引きも行われた。現場の声を反映させた時系列のチェックシートを掲示板に貼り、これまで情報共有できていなかった社員にも省エネ活動を促した。

エコリーダーの影響

 朝礼では、毎回高橋氏が電気の使用状況を発表していたが、徐々にマンネリ化し一方的な働き掛けとなっていった。現場の社員が当事者意識を持つことで、全体の省エネ意識がより浸透すると考え、エコリーダーをたてた。極小製品を扱う同社では、無理な節電は品質を低下させる原因となる。そこで実際に機械を操作する製造課からエコリーダーを選抜し、ポイントを絞った省エネ活動の提案に期待した。周りの理解が得られるよう工夫したデータ表示や、積極的な呼び掛けにより、省エネ活動は全体に定着していった。日本テクノでは、前日のデマンド値や電力使用量を携帯電話に配信するサービスを行っている。その機能を活かしながら、携帯電話で手軽に情報確認、パソコンでは細かな操作のダブルチェックがさらに体制を強化させた。その結果、会社の年間計画にも電気料金削減の目標が設定され、経営を左右する大きな項目の1つとなった。

省エネを通して会社の成長を

 同社のような生産技術は、顕微鏡でしか識別できない1/1000ミリ単位のズレも信用に関わる。今後も必要とされる企業であり続けるためには、クオリティと社員のモチベーションの安定化。業務に支障のないよう電力をコントロールすることが課題となる。次の段階では、待機電力の削減や季節ごとの目標値設定など、既に具体的な取り組みが検討されている。高品質の製品を供給することも大切だが、全体で省エネに取り組む姿勢は、企業PRにつながる。最近では会社を訪れた人が取り組みに興味を示したり、「電気の見える化」を導入する関連企業が出てきたりと、以前にも増して省エネが注目されている。これからも周りとの情報共有で互いに刺激し合って成長していきたいと齋藤氏は話してくれた。

導入実績

導入時期2013年10月SMARTMETER ERIA導入
契約電力 108kW(2013年)→98kW(2014年)10kW削減
使用電力25万6494kWh(2013年3月~2014年2月)→22万8173kWh(2014年3月~2015年2月)2万8321kWh 11%削減
営業時間8:30~17:30(休業日:土・日)

メディア情報

アポロテック株式会社様の取り組みがテレビ番組「省エネの達人」で紹介されました。 番組を見る>>>

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