企業の省エネ 成功事例

株式会社フォーマンス様

事業内容製造業
従業員数17名
所在地福島県白河市十三原道上3-39
TEL0248-21-6930
URLhttp://www.takeda-sangyo.com/

 株式会社フォーマンスは福島県白河市に工場をかまえ、プラスチックフィルムの製造を中心に、冷凍食品の袋や梱包材などを手がけている。既存の製品製造をはじめ、お客様のニーズに合わせた新しい製品の開発・提案も日々行っており、製品化に至るまでの生産体制を整える。工場では原材料を200℃近い高温で溶かすため、大量の電力が必要となる。大型のフィルム製造機3台で、工場で使用する電気の約95%を消費するという。業務改善からヒントを得て始まったデマンドピーク対策や省エネ活動、さらにその相乗効果について話を伺った。

電気の見える化で、適切な使用量を把握 明確な基準が効率的なエネルギー管理につながる

省エネ活動は業務改善の一環

 「省エネ活動は最初から意識的に取り組んだわけではなく、業務改善策の一環として自然な流れで始まりました」そう話すのは、取締役工場長の長野良輔氏。以前は少品種大量生産が主流だったが、時代は変わり、多品種小量生産が求められるようになった。従来型の受注生産をそのままのペースで続けていれば、どこかに支障をきたすのは目に見えていた。さらに同社は業務量の増加とともに、その偏りにも問題があった。工場には大型のフィルム製造機が3台ある。ある日は1台だけ稼動、またある日は3台フル稼動という場合があり、「受注が入るたびに対応していたため、製造機の稼働状況は日によってまちまちでした」と取締役工場長の長野良輔氏もいう。そこで2011年に生産体制の見直しに着手したのだが、電気の「見える化」に導入により、その流れが一気に加速。のちのデマンドピークの抑制にもつながっていった。

機器稼動の平準化に向けて

 同社では、グループの別の事業場でデマンドコントローラを導入していたことがあり、電気料金の仕組みについては知識があった。転機となったのは2013年10月。東北電力の15%値上げが発表されたことで、毎月20~30万円アップが確実となり、早急な対応が求められた。そこに日本テクノから絶好のタイミングで提案があり、同年12月にSMARTMETER ERIA(以下、ERIA)が導入された。
 同社のデマンドピークは、フィルム製造機3台と乾燥機が同時に稼動するとき。ERIA導入後の警報への対応は、まず事務所の空調を止め、それでも鳴り止まない場合は、社内放送を流して生産に支障のない機器を停止。フィルムの端材を原材料として再生する機器や、乾燥機が対象となる。その後、以前から取り組んでいた生産体制の見直しを兼ねて、機器稼動の平準化も検討。稼動台数の偏りをなくし、常に2台が安定するような状況を目指した。それは同時に営業部門の業務改善にもつながると長野氏は考えた。

省エネ活動の相乗効果

 以前の生産体制は営業担当ベースで、1週間ごとに計画を立てていたのが稼動の偏りを生む要因のひとつだった。そこで長野氏はあらかじめ2ヵ月分のスケジュールを組み、生産は製造機3台が重ならないよう日程や時間帯を調整。そうすることで、短納期での急な生産や、1日の業務に偏りがなくなった。「当然、現場の力だけではなく、営業も協調姿勢をとってくれたことで実現しました」。
 また、計画的な生産スケジュールを立てたことで、相乗効果が次々と表れた。厚手のフィルムの加工は薄手のものよりも機器に負荷がかかるが、調整で1台を薄手、もう1台を厚手と組み合わせることも可能になった。同品種の生産を続けて行うことができるように工程を工夫したことで、ならし運転や調整ミスによるロスが少なくなり、立ち上げにかかる負荷も減った。さらに従業員の労務管理にまで影響が及び、時間のもてあましや、急な残業もなくなり、就業時間も平準化されたという。

テレビ会議でコミュニケーションも向上

 「いろいろな要素とタイミングが重なり、すべてがうまく運びました。電気料金の削減という大義名分があったので営業にも伝えやすく、納得して取り組んでくれました」と長野氏はいう。また、営業部門は東京、製造部門は福島と距離があるため、生産スケジュールの微調整にはテレビ会議が導入された。これまではFAXだけのやりとりで意思疎通が思うようにできない点もあったが、毎朝9時半からのテレビ会議を採用したことで、コミュニケーションも図れるようになったという。現在、工場内の老朽化した設備の入れ替えを徐々に進めている段階で、水銀灯やスポットクーラーの交換、LED照明へ入れ替えはすでに行われている。受注数は年々増加傾向にあり、さらなる生産スケジュールの管理が求められるが、「当面は現在のデマンドピーク248kWを維持します」と意気込みを語ってくれた。

導入実績

導入時期 2013年12月SMARTMETER ERIA導入
契約電力 302W(2014年)→248kW(2015年)54kW削減
使用電力 77万2749kWh(2013年4月~8月、2014年1月~3月)→64万0810kWh(2014年4月~8月、2015年1月~3月)13万1939 kWh 17.0%削減
営業時間 8:30~17:30(休業日:土・日・祝日)

メディア情報

株式会社フォーマンス様の取り組みがテレビ番組「省エネの達人」で紹介されました。 番組を見る>>>

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