ERIA 導入事例

株式会社佐藤製材所 様

事業内容 製材業
従業員数 15名
所在地 熊本県葦北郡芦北町大字芦北2190
TEL 0966-82-2310

 熊本県芦北町にある株式会社佐藤製材所は、昭和26年に創業した木材加工メーカー。杉や檜など地元の山で育った原木を製材加工して、材木店や建設業者へ提供する。「木は成長過程によって二酸化炭素の吸収量と酸素の排出量が異なり、一番元気なのは人間と同じく20~30年生の成長途中の森林です。だから多くの人に木材製品を使ってもらい、50年~60年以上成長した山の木を伐採し植林する事の繰り返しが、環境保全につながるのです」と話すのは代表取締役の佐藤三郎氏。木材の加工工程での省エネの工夫を伺った。

作業工程を見直し

作業工程を見直し

 株式会社佐藤製材所がSMARTMETER ERIA(以下、ERIA)を導入したのは、2012年3月。ERIA導入前からデマンド制の仕組みについてはある程度把握していた佐藤氏だが、「加工工程で機械を止めることはできない、という思い込みがあった」と当時を振り返る。そんななか、日本テクノから電気の「見える化」の提案を受ける。普段、飛び込み営業は一切受けない佐藤氏だが、日本テクノの営業スタッフとはなんとなく波長が合い、話を聞いてみる気になったという。
 あらためてデマンドの仕組みについて理解すると、作業中でもデマンドピークの対策を打てそうな工程が思い当たった。また、省エネ意識とともに、コスト削減はかねてからの課題であったこともあり、すぐにERIAの導入に踏み切った。

業務を止めることなくピーク抑制

 ERIA導入当初、スタッフからも「本当にできるのか?」「機械を止めるなんて…」という意見があがった。そこで佐藤氏は、スタッフにデマンドの仕組みを伝えた。「身近に感じてもらえるよう、電気代にして月に5万円、年間に約60万円の違いになる、という具合に金額にも換算して話しました」。
 佐藤氏はデマンドピーク対策として、2つの工程に着目した。同社の製材加工は、大きく分けて6工程がある。
 ①原木から皮を剝ぎ製材する
 ②製材した木材を再割りする
 ③乾燥窯で木を乾かす
 ④さらに細かく小割りする
 ⑤カンナをかけて仕上げる
 ⑥小割り材を結束する
 ①、②は連携した作業のため途中で機械を止めることはできない。③の乾燥窯は24時間稼働。そうなると、ピークの際に止められるのは④、⑤の工程。ERIAのアラームが鳴ると、④、⑤の2つの機械を停止して、⑥の結束など電力負荷の低い作業を先に進める。これで業務を止めることなくデマンド値の抑制が可能になった。

ERIAと時計を並べて設置

デマンド対策が進むなかで、改善策も出てきた。当初はアラームが鳴ると、小割りとカンナの2つの機械を30分間止めていた。しかし現在は、まずは2台を止めたうえで、その作業状況を見て、急ぎのほうは再び稼働させる。また、デマンドの確定する30分の単位にも着目。「ERIAモニター・パトランプと時計を並べて、ERIAの数値と時間を確認。30分間のなかでも、なるべく最後の10分間で調整するなど、効率的に作業が進められるよう工夫しました」。
 導入当初は不安もあったデマンド対策だが、スタッフ全員が仕組みを理解してから始めたこともあり、佐藤氏は「意外と簡単にできた。やってみてよかった」とその感想を話す。

省エネ意識の浸透

ピーク対策以外にも、デマンド閲覧サービスの一日の使用量グラフを確認することで、さまざまな取り組みが生まれた。小割りやカンナの作業では、木材を機械にゆっくりと通すことで機械への電力負荷が抑えられ、品質も安定する。同社では機械の投入口に「ゆっくりと」と書いた紙を貼って注意を呼びかけている。また昼休みは照明やコンプレッサーの電源を切る(休憩時間は短時間のため照明のみ)。退社時には、ブレーカーから落として帰る。スタッフ同士が声を掛け合い、「電気がついていたよ」などのやり取りもみられるようになったという。
 社内に浸透した省エネ意識と協力体制のもと、同社では今後もさらなるデマンド・使用量の削減に取り組んでいく。

導入実績

導入時期 2012年3月
契約電力 167kW(2011年)⇒154kW(2014年)
13kW削減
電気使用量 30万6655kWh(2014年1月~12月)
⇒29万5548kWh(2015年1月~12月)
1万1107kWh 3.62%削減
営業時間 8:00~17:00(休:日)

メディア情報

株式会社佐藤製材所 様の取り組みがテレビ番組「省エネの達人」で紹介されました。
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