ERIA 導入事例

株式会社カワセ精工 養老工場 様

事業内容 印刷業
従業員数 40名
所在地 東京都大田区矢口2-33-9
TEL 03-5732-0775
URL http://www.ebara-pt.co.jp/

  東京都大田区に本社と工場を構える荏原印刷株式会社。1959年の創業より年月を重ねて、独創的な印刷体制を構築した。印刷に関わる全工程の設備を自社内に完備。ワンストップサービスを行うことで、急な仕様変更にもフレキシブルに対応でき、高品質を保ちながら、低コスト・短納期を実現している。また、紫外線を照射し瞬間的にインクを硬化させるUV印刷機を保有することで、様々な素材への印刷も可能となった。顧客の多様化するニーズに応えながら行う省エネ活動について、代表取締役社長の仁科定氏に話を伺った。

小ロット生産の特性を活かした省エネ活動。現場からの協力を得てデマンド値の削減に成功しました

私たちにできる省エネ

  日本テクノとの契約は2007年から。SMARTMETER ERIA(以下、ERIA)の前身であるESシステムDNAを導入し、パトランプの作動によるデマンド管理を行っていた。ISO 9001(品質)に続き、ISO14001(環境)の取得を目指していたが、印刷会社である以上、紙の使用量は減らせない。「一時期、ガソリン代削減のため営業車の代わりに電車移動を推進しましたが、うまくいきませんでした。その他で私たちにできることは、電気使用量の削減でした」と話し始めたのは、代表取締役社長の仁科定氏。こうした背景から、2013年の契約更新のタイミングでERIAを導入。省エネ活動は以前に増して強化されていくが、そこには一筋縄ではいかない落とし穴があった。

太刀打ちできない大物

 ERIA導入後、無駄な電気を消すという基本姿勢を改めて徹底。本業に支障が出ないよう、省エネを行う対象は非生産部門に絞った。「工場はUV照射による熱で、夏場の室内温度は40℃まで上昇します。そんな環境下で働く社員に、省エネを指示することはできませんでした」と社員への想いを語る。事務所では照明の間引きや空調の制御、使用時以外はテレビ、給湯器などのコンセントを抜いて、待機電力の削減に努めた。こうした省エネ活動は、電力使用量の削減に有効だが、同社では大型印刷機が電力ピークの要因となっており、その他でいくらフォローしようとも、デマンドへの対策を施すことはできなかった。

全社を挙げた協力体制

   大型印刷機には、1台あたり5本のUV照射ライトが搭載されている。色の重ね方や紙質によって乾燥する速度が異なるため、ライトの点灯数で調整を行う。これまで2台がフル点灯した状態で、同時稼動すると電力ピークに達していた。しかし、省エネのために印刷機を停止させることはリスクが高かった。完全に止めると、色が安定するまでインク、紙、時間ともにロスが生じるからだ。これ以上手の施しようがないと思ったとき。「事務所で省エネを行う姿を見て、現場の社員から協力したいと声がかかりました。あの時は嬉しかったですね」と当時を振り返る。小ロット生産を得意とする同社では、1セットあたりの印刷時間が短く、準備作業や仕上がり確認のためこまめに印刷機を停止させる。こうした作業工程が省エネの足掛かりとなった。

印刷機の稼動に注意

 印刷データやインクなどの素材は、直前まで揃わないことが多く、現場は柔軟な対応が求められる。だから電力ピークを抑制するための、完璧な生産スケジュールを組むことはできなかった。しかし、前日にはUV照射を使用する製品は把握しているため、互いに注意を呼びかけていた。「印刷機を2台使用する時は、それぞれの稼動状況を見ながら作業します」。また、仁科氏は電気料金や使用量のグラフを掲示し、省エネ効果を共有。こうした活動により、社員の意識はさらに向上した。また、UV照射は1台をLED化、工場の出入り口に間仕切りを設置して空調の負担を減らすなど、設備改善も進めている。「省エネのコツは継続。そのためには、これまでと同様に小さな取り組みを積み重ねていきたいです」と話してくれた。

導入実績

導入時期 2013年11月
契約電力 310kW(2013年)⇒284kW(2014年)
26kW 8.3%削減
電気使用量 49万4305kWh(2012年1月~12月)
⇒44万1051kWh (2015年1月~12月)
5万3254kWh 10.7% 削減
営業時間 8:30~17:00(休:土・日・祝)

メディア情報

荏原印刷株式会社 様の取り組みがテレビ番組「省エネの達人」で紹介されました。
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