ERIA 導入事例

社会福祉法人晃友会 特別養護老人ホームきびたき荘様

事業内容特別養護老人ホーム
従業員数70名
所在地栃木県日光市細尾町82-1
TEL0288-53-6433

栃木県日光市にある「特別養護老人ホーム きびたき荘」は、1996年に開設した県内唯一の行政主導型の福祉施設。2009年には本館の隣に新館が増床され、現在は本館に約50名、新館に約30名の入居者が生活を送る。SMARTMETER ERIA(以下、ERIA)とSMART CLOCKの導入をきっかけに進んだ省エネ活動の様子を、事務長の吉田康一氏に伺った。

床暖房の稼働時間を見直してデマンド値と使用量を無理なく削減

冬場の電気料金が大きな負担に

「電気の“見える化”で、デマンド値や使用量にここまでの大きな違いがでるとは思ってもみませんでした」と話すのは、きびたき荘の吉田康一事務長。同施設ではERIA導入以前から、他社の空調自動制御システムを導入するなど、デマンド値削減の対策を考えてきた。しかし、デマンドの仕組みを知っていても、それをどうやって削減につなげたらいいのか、ノウハウを持っておらず、大きな削減効果を得ることはできなかったという。
 施設のある栃木県日光市は関東地方で最も早く紅葉の季節を迎える、寒さの厳しい地域だ。「電気代は月に100万円を超え、特に冬場は大きな負担となっていました。電気の“見える化”で、そのうちの数%でも減らすことができれば、ERIA導入の価値があると考えました」。

床暖房の立ち上げを時間差に

 施設の半分以上の広さを占める本館では、冬場の空調を、主に蓄熱式の床暖房でまかない、補助でチラー式の空調を使用している。「床暖房は深夜料金の時間帯にタイマーで稼働させていますが、以前は9つある電源を22時に一斉に付けて、これがピークの原因となっていました」。そこで、床暖房メーカーと日本テクノの営業担当も交えて話し合い、稼働を時間差に。居室や廊下の一部など、優先的に暖房が必要な場所を見極め、残りは1時間ずらして立ち上げる。また各部屋の特徴や人の出入りなども考慮し、場所によっては2~4時間ほど稼働を停止して、使用量も抑えた。
あわせて温度設定もこれまで高めにしていたものを、33℃→30℃と適正値に変更。吉田氏は「同じタイミングで、寝具を買い替えたことも効果的だった。これまでリースの毛布を使用していましたが、肌触りのよい毛布をまとめて安価で購入しました。暖房温度を下げているにも関わらず入居者さんからは、以前より快適になったとの声をいただいています」。

蛍光灯をLED照明に交換

 ERIA導入前から徐々に進めているのが蛍光灯の入れ替え。事務所や食堂、廊下など一日に8時間以上つけている場所はLEDに交換した。「東日本大震災以降は、廊下の照明を一灯おきに間引き点灯することが習慣となっていたのですが、これをそのまま生かして、点灯させるほうだけを交換しました」と吉田氏。また食堂でも、蛍光灯をLEDに交換。間接照明として1ヶ所につき8本の蛍光灯を使用していた場所を、直接照らす方法に変えて、3~4本に抑えている。玄関フロアも同様に間接照明をやめて、施設全体で約90本の蛍光灯をLED化して大きな削減につなげた。
そのほか、使用していないエリアの照明をこまめに消すなど、スタッフの協力も得ながら、デマンド値で86 kW削減。使用量も17.7%の削減効果が出ている。

快適性を大切に

「福祉施設として、省エネ活動を行ううえで大切に考えなければいけないことは、利用者さんの快適性やサービスの向上です」。利用者さんに寒い思いはさせられない、吉田氏はそんな思いを第一に省エネ対策を行ってきたという。電気の「見える化」による現状把握が、そうした状況での無理のない省エネを実現してきた。 また日本テクノのアフターサービスについても「床暖メーカーさんとの話し合いに積極的に同席してくれるなど、継続的なサポートに満足しています」と話してくれた。今後は、デマンドピークとなる冬を前に、再度、設備の使用状況やERIAの設定値を見直して、新たな対策を考えていく。

導入実績

導入時期2014年12月 SMARTMETER ERIA導入
契約電力338kW(2013年)⇒252kW(2014年)86kW削減
電気使用量43万3877 kWh(2012年11月~2013年4月)⇒35万7248 kWh(2013年11月~2014年4月)7万6629 kWh 17.7%削減
営業時間 24時間(休業日:なし)

メディア情報

社会福祉法人晃友会 特別養護老人ホームきびたき荘様の取り組みがテレビ番組「省エネの達人」で紹介されました。
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