企業の省エネ 成功事例

能勢鋼材株式会社様

事業内容ステンレス鋼材加工および卸売
従業員数84名
所在地大阪府大阪市旭区高殿1-2-25
TEL06-6922-7631
URLhttp://www.nose-sus.co.jp/

 大阪市旭区にある能勢鋼材株式会社は、ステンレス材を中心とした鋼材の卸売業を営む。車両部品や建築材料など、幅広い用途をもつステンレス材。同社では「日本のもの創りをステンレス・高機能材でサポートする」を経営ビジョンに掲げ、小ロット・多品種・短納期を強みに、お客様との信頼関係を築いてきた。

保安管理と省エネ活動

 能勢鋼材株式会社がSMARTMETER ERIA(以下、ERIA)とSMART CLOCKを導入したのは、2014年8月のこと。同社総務部の森川貴文氏は、導入前の状況を振り返りこう話す。「キュービクルの保安管理については技術者さんにおまかせの状態。一方で、省エネの意識は以前から高いほうだったと思います」。
 そうした状況のなかで、代表取締役の能勢孝一氏のもとに、日本テクノからERIAを活用した省エネ対策と保安管理の提案があった。これまで結びついていなかった省エネと保安をまとめて任せられる。また、話を引き継いだ森川氏は「デマンドの値が契約料金に反映される電気代の仕組みには驚きました」と話す。日本テクノから提示されたERIA導入後の具体的な削減シミュレーションも分かりやすく、会社全体で電気の「見える化」を活用していくことが決まった。。

担当者が省エネの協力を呼びかけ

 省エネ活動を中心になって進めるのは「業績アップ委員会」のメンバーだ。まずは日本テクノの営業担当者が講師となり、委員会内で電気代の仕組みや削減の方法について勉強会を実施。委員会メンバーの理解が深まったところで、具体的な対策の検討に入った。
 対策として、事務所では空調の設定を夏は26℃~28℃、冬は20℃~23℃と決めて、天候や気温の変化に合わせて調整していった。照明には一人ひとりの動きに合わせて点灯・消灯ができるよう、スイッチ紐をつけた。工場では昼休みに加工機械や照明、パソコンの電源を落とす。冬場は作業場内の温度低下を防ぐため、搬入出の少ない時間帯は入口のシャッターをこまめに降ろす。さらに委員会メンバーが事務所と工場それぞれで「エアコン」「照明」などの担当者となり、率先して省エネ活動を行うとともに、同じ部署の社員にも協力を呼びかけた。

3S委員会の取り組み

 業績アップ委員会のほかにも、社内の「整理・整頓・清掃」を担当する3S委員会では、照明の配置を把握するためのエリアマップを作成。色分けしたマップに合わせて、スイッチと照明本体に色紙を貼ることで、誰でも一目で不要な照明の場所がわかり、消すことができるよう工夫した。また、席を離れる際はパソコンのディスプレイをオフにして、3S委員会が作成した「節電中」と書かれた札を立て掛ける。両委員会が、それぞれの立場と視点で省エネ案を考えることで、多くの対策が提案・実行され、相乗効果も生まれる。
 そのほか、夏には空調の吹き出し口に空気を攪拌するファンを設置して、併せて壁掛けの扇風機で部屋全体の空気を循環させる。ERIA導入後は、ピーク対策として、空調の立ち上げを時間差で行うことや、SMART CLOCKの色に合わせて空調を一時的に止めるなどの対応を行い、導入前年と比較してデマンド値で8kW、使用量も11.39%の削減を実現した。

SMART CLOCKが話題に

 森川氏はこれまでの省エネの取組みについて「電気代の仕組みを理解したうえで、それに合わせた対策を考えていくことがたのしかった。またその行動がしっかりと削減成果として表れたこともうれしい」と話す。社内では、事務所に設置したSMART CLOCKの色の変化に注目が集まり、役職や部署の垣根を越えて「黄色になったからエアコン消しましたよ」など声を掛けられる機会が増えたという。電気の「見える化」のさらなるうれしい効果だ。
 「今後は、社内チャットを使った省エネの呼びかけなどとともに、協力してくれる社内のメンバーと、削減数値や成果を共有していきたいと思います。目に見えることが、活動継続の意欲につながっていきます」と森川氏。さらなる省エネ活動の継続・拡大を目指していく。

導入実績

導入時期2014年8月
契約電力54kW(2013年)⇒46kW(2015年)8kW削減
電気使用量11万1669kWh(2013年8月~2014年7月)⇒9万8940kWh(2014年8月~2015年7月)1万2729kWh 11.39%削減
営業時間9:00~18:00(休業日:第1~3土・日・祝)

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