企業の省エネ 成功事例

ダイセーエブリー二十四株式会社 中京スーパーハブセンター様

事業内容チルド食品(冷蔵品)の配送、保管、加工、仕入れ
従業員数178名(全体1788名)
所在地愛知県一宮市萩原町萩原字松山531-27
TEL0586-67-3570
URLhttp://www.every24.co.jp/hub/

 ダイセーエブリー二十四株式会社は、チルド商品の配送や保管管理を行なう物流企業として、全国に35ヶ所、アジアに3ヶ所の拠点を展開する。愛知県一宮市にある中京スーパーハブセンターは、本社機能とともに、冷蔵倉庫5923平方メートル、冷凍倉庫1385平方メートルの設備が整う。社内に結成した「電気削減チーム」の活動など、省エネ活動の様子を総務部副部長の井上剛氏と法務チームの加藤雅大氏に伺った。

1年間の経過観察を経て省エネ活動開始

 中京スーパーハブセンターは2013年4月に稼働をはじめた新しい拠点。館内はLED照明や人感センサー付き照明、太陽光パネルの設置など、建設当初から省エネや環境を考慮した構造になっていた。同センターでは、系列の事業場で日本テクノの電気の「見える化」を活用していたこともあり、新設と同時にSMARTMETER ERIA(以下、ERIA)を導入した。これまでの保安点検費用とほとんど変わらないコストで、24時間のデマンド監視による数値管理ができる点は非常に魅力だったという。
 新しい施設ということもあり、導入後1年間は、状況を把握するため電気の使い方に大きな制限を設けずに過ごした。しかしその結果として、夏場を中心に予想以上に高いデマンド値を計測。これを受け、あらためてERIAを活用した省エネに取り組むこととなった。

若手社員が省エネ活動を牽引

 省エネ活動を中心になって進めたのは、会社から任命を受けた総務部の加藤雅大氏をはじめとする入社3年目までの若手社員。情報システム担当者や海外事業部、営業部、経理、倉庫担当者など7名で「電気削減チーム」を結成した。メンバーは、月に2回のペースで会議を開催。デマンド閲覧サービスの数値などを参考に、自分たちでできる省エネ対策を考えていった。総務部副部長の井上剛氏は若手に任せた活動について「部署の垣根がないので自由な発想で省エネに取り組めるのではないかと考えました」とその意図を話す。

「省エネチェック表」を活用

 はじめに注目したのが、デマンドピーク削減に向けた取組み。当初はERIAの目標値を厳しく設定していたこともあり、頻繁に警報が鳴った。そこで警報時には、事務所の空調を止める。室外機に水をまくなどの対策をとった。
 また省エネの工夫はピーク時だけではない。同センターでは、フロアごとに「省エネチェック表」をつくり、現場の担当者が適正温度や扉のあけっぱなしの有無などをチェックしている。あわせて電気削減チームが表を確認して、記入もれがある場合は協力を呼びかける。こうすることで、社内全体を巻き込んだ協力体制が構築されていった。

メンバー交代でさらなる省エネ意識浸透

 加藤氏は電気削減チームの取組みについて「最初は各部署の先輩方に対して、緊張して上手に呼びかけることができませんでしたが、省エネよりも世間話などをして、まずは仲良くなることを心がけました。こうすることで徐々にコミュニケーションを取ることができました」と活動のコツを話す。今は省エネ活動を通じて生まれた部署を超えた交流が、通常の業務の円滑化にもつながっているという。このほかにも、省エネ意識の浸透をねらい、電気使用量の推移表を定期的に社内へメール配信。事務所では夕方6時半になると空調を切る。こうすることで、だらだらと残業をする人が減るという波及効果も表れた。
 すべてが手探りの状態から始まった若手による省エネ活動だが、試行錯誤を繰り返し、効果のある取り組みを残している。そして、1年間の電気削減チームの活動を終えて、メンバーは活動を新たな若手社員に引き継ぐ。「今後は省エネを文化として根付かせることが課題」と井上氏も話す。チームメンバーの交代が省エネ活動の水平展開を実現させる。

導入実績

導入時期2013年4月
契約電力541kW(2013年)⇒443kW(2014年)98kW削減
電気使用量226万1522kWh(2013年5月~2014年2月)⇒184万1210kWh(2014年5月~2015年2月)42万0312kWh 18.58%削減
営業時間24時間(休業日:なし)

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