企業の省エネ 成功事例

めん食堂 川なべ様

事業内容めん食堂
従業員数5名
所在地富山県砺波市三郎丸331-1
TEL0763-33-5632
URLhttp://www1.coralnet.or.jp/k-sioten/

 創業大正10年、富山県砺波市で親子三代続く老舗の飲食店「めん食堂 川なべ」。店内に入ると高さ4.5メートルの大きなタヌキ像が出迎え、天井が高くゆったりとした空間で、素材と製法にこだわった地元ならではの料理が楽しめる。日々美味しさを探求し、手打ちうどんは今も足ふみと手ごねによる麺づくり。厳選されたえび天と焼き塩を使った人気の「塩天丼」は地元の名物だ。「タヌキのお店」として親しまれ、サラリーマンや家族連れなどの常連客で賑わう人気店の省エネ活動について話を伺った。

デマンドとの上手な付き合い方で光熱費が半分に 快適な店内環境を最優先に考えた省エネ

低圧から高圧電力へ契約変更

 「めん食堂 川なべ」は、2010年にガス空調から電気空調へ変更したのをきっかけにキュービクルを導入し、高圧契約へ切り替えた。「電気空調を勧めてくれたのは北陸電力に勤める従兄弟で、その時、電気料金の仕組みやデマンド管理について知りました」と話すのは、店主の川邉茂氏。しかし、デマンド対策が講じられることはなく2年が経過。そこに日本テクノの営業担当が飛び込みで訪れた。「電気の“見える化”の提案を受けましたが、最初はピンときませんでした。ただ、話を聞いていくうちに以前教わったデマンド管理のことを思い出し、気持ちが傾きました」。また、保安点検と同時契約しても、これまで点検単体で支払っていた金額とほぼ変わらないことがわかり、2012年3月にSMARTMETER ERIA(以下、ERIA)を導入した。

厨房機器の立上げを工夫

 ERIA導入後、日々の電力使用状況をみてみると、1日のデマンドピークは開店前の準備段階だった。ゆで麺機1台とフライヤー2台を準備開始と同時に稼働し、フロアの空調をフル稼働させているのが主な原因とわかった。そこで11時の開店に向け、厨房機器の稼働を分散。ゆで麺機の電源を9時30分に入れ、次に10時20分にフライヤー(大)、その10分後にフライヤー(小)をつける。また、準備中にERIAからの警報が鳴ると、厨房機器はそのまま稼働を続け、店内空調4台中2台を掃除担当のパートさんが5分ほど止めるというルールを設けて対応。夏の朝はフロアにこもった空気を換気口から排出したあと、空調の電源を入れるという工夫も行った。

快適な店内をつくりたい一心で

 営業中はお客様が快適に食事できる環境をとにかく最優先にした。夏は天窓から太陽光がさんさんと降り注ぐため、空調の設定温度を上げることができない。「建設当時、店内を明るくするために窓を多く設置したのですが、夏はそれが逆効果に。2015年にすだれを購入し、日当たりを調整しました」。さらに扇風機を4台購入し、フロアの各所に設置。夏は空調の吹き出し口めがけて下から上に向けて、冷気をかくはん。冬は上に溜まった暖気を降ろすように、天井の梁部分に置いた。また、冷蔵庫内にもサーキュレーターを導入し、冷気をまんべんなく行き渡らせるという試みも。霜取りがほぼ必要なくなるという、うれしい効果があった。

デマンドの理解で光熱費が半分に

 厨房の電子調理器は、ガスに比べ温度ムラがなく調理しやすいほか、厨房に熱がこもりにくいという利点があり、フロアの省エネ活動に集中できる。さらに、電気料金の仕組みを理解し、デマンドとうまく付き合うことができれば、光熱費が安く抑えられることもわかった。「店舗は築35年と古さは否めませんが、それでもどうにかしてお客様に快適に過ごしていただきたい一心で、工夫を重ねてきました」と川邉氏。空調は以前と変わらず、その日の気温に適した温度で稼働させているが、電気使用量は10%ほど下がった。「光熱費全体でみてもガス空調を使っていた当時の半分で済んでいます。今となっては、電気の“見える化”は欠かせない存在です」と笑顔で締めくくった。

導入実績

導入時期 2012年3月
契約電力51kW(2011年)→42kW(2015年)
9kW削減
電気使用量 9万7363kWh(2011年3月~2012年2月)
→8万6399kWh(2015年3月~2016年2月)
1万0964kWh 11.2% 削減
営業時間[月-土]11:00~15:00、17:30~21:00
[日]11:00~21:00

メディア情報

めん食堂 川なべ様の取り組みがテレビ番組「省エネの達人」で紹介されました。
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