ERIA 導入事例

ホテルおくゆもと様

事業内容温泉旅館
従業員数45名
所在地神奈川県足柄下郡箱根町湯本茶屋211
TEL0460-85-6271
URLhttp://www.okuyumoto.co.jp/

 箱根湯本の高台にある静かな温泉旅館「ホテルおくゆもと」。須雲川の清流や湯坂山の景色など箱根の大自然を満喫できるのが特徴だ。部屋の総数は49室。和室・洋室の他、和モダン客室や庭園露天風呂付客室がある。料理は地元の海や山でとれた新鮮な素材を使用した四季折々の料理を用意。自家源泉掛け流しの温泉とともに懐石料理を存分に楽しむことができる。情緒溢れる温泉旅館で行われる省エネ活動について話を伺った。

明確なルールを決めてデマンド管理 現場での体感温度が決め手です

ERIA導入のきっかけ

 「ホテルおくゆもと」にSMARTMETER ERIA(以下、ERIA)が導入されたのは、2013年10月。それまで同ホテルの高圧受変電設備の管理は、個人の電気管理技術者が行っていた。日本テクノのサービスを知ったのは東京本社からの紹介がきっかけで、導入には設備管理課次長の渡邉孝男氏が携わった。多くの導入実績をもとにした日本テクノの提案を受け、電気の「見える化」のメリットや導入のイメージがわいたという。さらに、それまでの点検費用とほぼ変わらない料金で、省エネ支援サービスが受けられるとあって、導入に迷いはなかった。ERIAの設置場所は、常に従業員の誰かが駐在するフロント裏にある事務所に決まり、ここを司令塔として、全体で省エネ活動を推進していくこととなった。

フロントが司令塔となって省エネ

 ERIA導入後、事業場の電力使用の傾向をみると1日のピークは夕食時であることがわかった。5階にある宴会場と、8階のレストランの両方にお客様が入る時間帯だ。とくに宴会場は、夏でも団体客へ鍋料理を提供することがあり、空調に負荷がかかって警報が鳴る。警報を確認したフロントスタッフは、各部門へ省エネへの協力を依頼する。提供する料理の配膳準備を行うパントリは使っていなければ照明を消す。夕食時は食事処に人が集中するため、大浴場の脱衣所を確認し、いなければ一時的に空調を消すなどして急場をしのいだ。しかし、「警報が鳴るのは年に数日、1日に数回という程度であまり負担をかけていません。現状でも従業員の意識向上にはつながっていますが、電気料金の削減を確実に行うためにも、抜本的な対策が必要と考えました」と渡邉氏は話す。

デマンドの「30分」に着目

 これまでは警報時の対応だけだったが、渡邉氏は契約電力のもととなるデマンドの「30分」にあらためて着目。17時以降、電力の使用量が増えるのにあわせて試行錯誤した。「まず、空調を消してみる。どのくらいの時間であれば、お客様にも影響がないか、各部門へ足を運び体感しながら徐々に調整しました。すると、30分のうち7分程度であれば室温がそれほど変わらず、止めても問題がないことがわかりました」。そこで、17時23分~17時30分、17時53分~18時00分のそれぞれ7分ずつ空調を止め、同様に18時台・19時台にも取り組みを実施。その効果はすぐに表れ、瞬時デマンドはこれまで320~330kWだったのが、280kW程度にまで下がり、契約電力につながる電力ピークも306kWまで抑えられた。

「節電大使」の任命でさらなる推進

 同ホテルでは2013年から「節電隊長」という担当を新設。節電隊長が部門会議で省エネ活動を取りまとめ、各部門でのルールを明確にすることで、さらなる削減を推進している。渡辺氏は、5年前までフロント業務を行っていたため、お客様の行動パターンや、ホテルにどんなサービスを求めているかは把握している。裏方にまわった現在は、お客様の体感と従業員の省エネ意識とが離れすぎないように調整役を担う。「お客様の目につかないところでも、まだまだできることがあると裏方の立場になってみて、あらためて気がつきました。制約があるなかで、削減数値という目に見える成果を出していくのが省エネのおもしろさです」と笑う。同社では、削減効果を示す電力グラフを掲示板のほか、従業員の移動に使うエレベーターなどにも貼り、全員でがんばりを共有している。明確なルール決めや、業務分担・情報共有により省エネがさらに進んでいく。

導入実績

導入時期 2013年10月SMARTMETER ERIA導入
契約電力335kW(2014年)⇒306kW(2015年)29kW削減
電気使用量 117万4682kWh(2013年9月~2014年8月)112万3410kWh(2014年9月~2015年8月)-5万1272 kWh 4.36%削減
営業時間 24時間(年中無休)

メディア情報

ホテルおくゆもと様の取り組みがテレビ番組「省エネの達人」で紹介されました。
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