ERIA 導入事例

有限会社山田家 うどん本陣 山田家様

事業内容うどん製造、販売
従業員数 35名
所在地香川県高松市牟礼町牟礼3186
TEL087-845-6522

 うどん県、香川県高松市にある「うどん本陣 山田家」は、連休ともなると1日の来客が3,000人を超える有名店である。約800坪の敷地に建てられた屋敷は、国の重要文化財にも指定されている。母屋にあたる本館や、酒造や長屋門を改装した離れなど、座敷やテーブル300席以上が開店から営業終了まで常に満席状態のまま。人気店で取り組む省エネ活動について、店長の多田光倫氏に伺った。

導入前の省エネ活動

 「贅沢は良いが、無駄は良くない」との会長の教えが徹底されている山田家。つけっぱなしはやめよう。人がいないところの電気は消そう。いつお客様がくるかわからないところの電気と空調は消そうなどの活動は実施されていた。また、水道メーターと電力メーターをチェックして書きだすことも日課となっている。「贅沢は良い」という方針はお客様だけでなく、従業員にも適用されている。快適な職場環境が良い仕事を生むとの考え方である。その結果として、食堂や休憩室の空調は必要であれば、従業員の判断で使用していた。SMARTMETER ERIA(以下ERIA)導入前は空調を入れるタイミングや設定温度のルールがなく、積極的な省エネ活動は皆無だった。真夏は20℃、真冬は30℃設定で、お客様がいらっしゃる間は基本的にはつけっ放しである。東日本大震災後の電気料金の値上げが進むにつれて、何か対策を打たなくてはとの思いはあったが、無駄は無いはずであった。

「見える化」による意識改革

 「少し懐疑的ではありましたが、電気の使用状況が見えれば下げられる可能性はある」との判断で多田店長から社長への説得がありERIAの導入が決まった。省エネ活動に取り組むにあたって、まず日本テクノによる勉強会が開催された。「これまでも気にしていたが、外部からの情報で素直に受け入れることができた」と空調の設定温度を見直した。「設定温度を1℃下げると10%の削減になる」などの情報が入り始めていたので、スタートは28℃にし、寿司場だけは25℃にすると決めた。当然、お客様やその日の天候に応じて設定温度は変更できるようにしたが、本当に暑い日以外は設定温度を変えることはなかった。特に本館の座敷席では、立って運ぶ従業員と座っているお客様では体感温度が大きく異なる。それを全員が再確認できたことも設定温度を変えなくなった背景である。温度計による実測も効果を発揮する。清掃時は空調を入れることはほぼ無くなり、開店10時に本館、離れはお客様の状況を見ながら対応した。全員がデマンド制を理解し、省エネ活動の目標を共有できたことで実現した最大デマンド26kWの削減である。

かなり元気がでる朝礼ボード

 山田家の朝礼は元気でなければならいとの思いから、様々な連絡事項だけではなく、1分間ゲームも行われる。毎朝、「かなり元気がでる朝礼ボード」を庭まで運んで全員で行われる。この中に、水道使用量と電力使用量は明記されている。ERIA導入前から記入されていたが、気にする人はほとんどいなかった。最近は、お客様の入り具合に対して、水や電力の使用量が多いと、なぜだろうと原因を考えるようになった。例えば、水道使用量は人によって違いがある。茹でたうどんは冷ましてからぬめりを取るので、水を2ヵ所で貯めている。理想はぬめりを取る水槽の水が汚れ始めたら、最初の冷ます水槽に移して、新しくしていくという流れであるが、この貯め方が人によって異なる。また、釜揚げが多く入ると冷ますうどんが無い場合もあるが、一連の流れが染みついていて、うどんをすくう網を入れた瞬間に水槽に水を足したり、両方とも出しっぱなしという状況もある。当然、水道使用量の差が出てくる。そこで工程の見直しや作業手順の確認をするようになった。

見える化の波及効果

 電力使用量は来店者数だけでは判断できない場合があるが、見当はつくようになってきた。デマンド警報にも敏感になり、さらに本当の意味での無駄をなくそうとしている。事務所も蛍光灯の間引きから始まり、大掛かりな工事が必要ないところの照明はすべてLEDに変更した。しかし、従業員の休憩所や食堂の空調は最大限活用されている。「贅沢は良いが無駄は良くない」との教え通り、事務所の空調も設定温度の見直しはしたが、点いている時間はそのまま。快適な環境でこそ良い仕事ができるという考えに変わりはない。
今後は人によって作業工程が変わることで、無駄が発生していないかという点に注力していく。数の把握が難しいほど点在する冷蔵庫の開閉回数が減れば、きっと電力使用量は下がる。灯油の使用量も人によって違いがある。この原因を究明すると何かが生まれる。電気の「見える化」の導入により、さまざまな改善が従業員全員で考えられる環境へと変化している。

導入実績

導入時期2014年7月
契約電力 132kW(2014年)→106kW(2015年)26 kW削減
電気使用量27万2480kWh(2013年8月~2014年4月)⇒24万9321kWh(2014年8月~2015年4月)2万3159kWh削減 8.5%削減
営業時間 8:00~20:00(年中無休)

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