「見える化」と意識が無駄を省く。全員で取り組む省エネ【及能株式会社さま】

及能株式会社さまの導入事例 [Case 430]

■ 省エネポイント

  • 導入時に仕組みを全員で理解する
  • 「警報時には空調を消す」を習慣化する
  • 設備増の対応も常に意識する

■ 導入効果

人事異動で気付いた電気料金の仕組み

及能株式会社は、創業130年の函館の食文化と生活を支える企業である。食品部(昆布巻を中心とした函館名産品の製造)、畳材部(畳の製造、販売)、不動産部(自社保有の不動産などの賃貸管理)、倉庫部(食材の保管)など多角的な事業を行っており、2002年によりISO9001を取得し、3度の更新審査を経て継続している。
 「食品部へ異動となり、これまでの倉庫部より設備は半分程度であるが、電気料金が想定より高い」という印象を受けたと話す食品部次長の小笠原剛氏。まずは、できるだけ電気を消そうと闇雲に動いたが電気料金が下がらずに悩んでいたとき、日本テクノの電気の「見える化」に出会い、対策が打てると確信して、SAMRT CLOCK導入を決めた。

「見える化」で判明した電気の使い方

電気を「見える化」した結果、昆布巻の製造工程は、午前中に電気を使う工程が重なりピークがあると判明した。午後からは検品と出荷作業へと移行する。品質・衛生管理上、この工程を大きく変えることはできない。対策として、警報が鳴ったら空調を消すと決め、ほとんどの従業員が見える位置にSMART CLOCKを設置した。炊き上げの釜のまわりは暑いため、扇風機を買い足し、少しでも涼しい空気を循環させている。

全員が理解して全員で取り組む

導入前に説明があり、従業員全員が電気料金の仕組みや警報が鳴ったときの対応を理解して取り組みが始まった。「今では、どれだけの仕事量があれば、SMART CLOCKの警報が鳴るのかがわかるようになり、作業前に空調を消しています」と小笠原氏。さらに、いかの漁獲量により急速冷凍庫の稼働状況は異なるが、使用の際は、冷蔵庫と冷凍庫を一時的に切ることで契約電力を維持できると確認している。継続的な改善でブランド力をさらに高める姿勢は変わらない。

Comment コメント
食品部 次長 小笠原 剛氏
デマンドの仕組みを全員で理解できたことが行動へと結びついています。炊き上げ時は暑くなりますが、扇風機を増やし、対応しています(笑)。手間を惜しまず函館の味を守りながら経費を抑える。「見える化」したことで多くのことを学びました。引き続き、環境に配慮した製造を進めていきます。
Company profile
代表者 代表取締役社長 及能 正泰
事業内容 食品加工業
従業員数 61名(2018年8月現在)
所在地 北海道函館市

取材日:2018年8月

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