「客商売だからできない」→「客商売でもできることを探す」

嘉穂産業株式会社 飯塚自動車学校さまの導入事例 [Case 437]

■ 導入効果

導入時期2010年1月

■ 省エネポイント

    • 水銀灯の立ち上げ分散
    • 教室の照明・空調消し忘れ防止
    • 勉強会による省エネ意識の浸透・定着
「見える化」が変えた業務の進め方

 2010年1月に当社のサービスを導入し、省エネへの挑戦が始まった。総務次長の久野光治氏は「SMARTMETER ERIA(以下、ERIA)をよく見ていると、夕刻にコースの水銀灯を点灯するとデマンド値が一気に上がっていました。これを分散すればよいと気づき、4つのスイッチを15分ごとに入れるようにしたのです。当初はスイッチを1つ入れた後に他のスイッチを入れ忘れ、“コースが暗い”と指摘されたこともあったので、15分ごとに携帯電話のアラームを鳴らしていました」と話す。同校の省エネは「見える化」による気付きと工夫の連続だった。

省エネ意識の定着・浸透を図る勉強会

 久野氏は照明・空調などの消し忘れ防止のため一計を案じ、最終退勤者にERIAの防犯モードをセットするよう伝えた。最終退勤者はERIA画面で操作する際、待機電力量も自然と目にする。これにより照明や空調、コピー機などの消し忘れが防げ、日頃の退室時のオフの徹底にもつながった。さらに2018年からは日本テクノの営業担当による勉強会を開始し、注意喚起にも取り組んでいる。「導入から月日がたち、スタッフも入れ替わっています。もう一度省エネ意識を持って業務に取り組むために実施をお願いしました。次は来年のピーク前に実施しようと考えています」。

自動車学校のデマンドピークは2月の夕刻

 こうした取り組みを通じ、講師やスタッフは「お客さまである生徒さんがいるなかで省エネなんてできない」という考え方から「生徒さんがいても自分たちにできることはないか」と考える習慣が定着してきた。同校のデマンドピークは2月の夕刻だ。卒業シーズンで生徒数が多いうえ、冷え込みが激しい日は暖房稼動と水銀灯立ち上げが重なる。デマンドピークを告げる自動音声電話がかかってくると、スタッフは消せる電気がないか校内を探す。事務所の空調を順次消し、それでもデマンド値が下がらないときは、少しの間待合室の空調の設定温度を下げている。

Comment コメント
総務次長 久野 光治氏
3年前に空調を新しいものに入れ替えたため、使用電力量がかなり減りました。スタッフの省エネ意識は向上していますが、そろそろ人の工夫だけでは限界かなと思っています。今後は水銀灯のLED化など、設備更新に合わせて省エネ機器を導入したいと考えています。
Company profile
代表者 代表取締役社長 中村 直也
事業内容 自動車教習学校
従業員数 67名(2018年9月現在)
所在地 福岡県飯塚市

取材日:2018年10月

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