牛乳の安定供給が最優先。1年で契約電力を大幅改善

有限会社山川牧場自然牛乳さまの導入事例 [Case 440]

■ 導入効果


*導入時期:2017年2月、取材日:2018年10月

■ 省エネポイント

    • ピーク時に使用している機器を整理
    • 瓶ケースの洗浄をずらして行う
    • 冷蔵・冷凍庫を一時停止
閑散期も繁忙期基準の基本料金が響く

有限会社山川牧場自然牛乳は、2016年に工場を立て替えた。

「以前より事業規模を拡大し、新たにイートインスペースを設けた店舗も運営し始めたところ、電気料金がこれまでの3倍になり驚きました。来客数や工場の稼働率が低下する冬季まで、真夏が基準となる基本料金を支払うのは痛手でした」(代表取締役 山川明氏)。
そこでデマンド値の見直しを図るため、日本テクノのSMART CLOCKとSMARTMETER ERIA(以下、ERIA)を導入した。

いま稼働すべきものとそうでないものを区別

瓶ケースの洗浄機は遅らせて稼働 デマンドピークが上昇するのは、毎日決まって7時と18時。朝は乳牛の搾乳機器と工場の稼働、夜は再び搾乳と閉店に伴う洗浄作業が原因だと見当がついた。搾乳から牛乳の冷蔵、瓶の洗浄などは出荷に影響を及ぼすため、電気の使用を抑えることができない。
「そのなかで唯一瓶を入れるケースの洗浄は、7時にこだわる必要がなかったため時間をずらして作業することにしました」。
それでもデマンド値が下がらない場合は、品質に影響が出ない範囲で冷蔵庫を一時的に止めたり、事務所や店舗の空調を調整したりした。

従業員の省エネ意識の変化を実感

従業員の自主的な省エネ活動を促す SMART CLOCKは店舗レジ裏、ERIAは事務所に設置した。牛舎で作業していることが多い山川氏は、デマンドピークの警報を携帯電話で受けられるよう設定し、電話が鳴るたびに工場へ戻って止められる機器を探していた。
「当初はよく警報が鳴り慌ただしく動き回っていましたが、いまでは従業員が時計やモニターを見て、電気の使用を抑えてくれています。特に働き方を制限されている感覚はありません。すぐに慣れますね」。
こうして毎日牛乳の安定供給を最優先に、導入から約1年で契約電力を大幅に改善した。


Comment コメント
代表取締役 山川 明氏
北海道胆振東部地震発生後には節電要請があり、さらに電気の使い方に注意しました。電力供給に余裕ができた後も、その意識は変わっていません。これまで当たり前に使っていた電気のありがたみを感じました。今後も新商品の開発などに力を入れ、お客さまに喜んでいただきたいです。
Company profile
代表者 代表取締役 山川明
事業内容 酪農・乳製品製造・販売
従業員数 17名(2018年10月現在)
所在地 北海道亀田郡
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