社会福祉法人南高愛隣会 コロニーエンタープライズさまの導入事例 [Case 461]

見える化がもたらした省エネ成功のポイント
生産工程の調整によるピーク分散
土・日の定休日をやめ、各自が日曜と好きな曜日を休みとして選べるようにしたところ、機械の稼働が分散され、契約電力が大幅に低減した。さらに機械の電力使用量を検証した結果、麺の乾燥で空調を使用する際に他の機器を稼働させると電力ピークを押し上げることが分かった。たとえばシュリンク包装機は麺を乾燥させる午後には使用しないなどのルールを決め、さらにSMART CLOCKが黄色く光ったら乾燥室のファンの回転数を落とす、除湿機を停止するなど、品質に問題のない範囲で工夫できることを考えた。
・休業日だった土曜日を出勤日に変更
・デマンド閲覧サービスのメール機能を活用
・シュリンク包装機は午前のみ使用
■ 導入効果
|取材時期:2019年12月|導入時期:2018年6月|
土曜を出勤日に変更
「実質的な勤務日数は同じため、スタッフも納得してくれました。一方で契約電力の引き下げ効果は絶大でした」(所長 佐用伸二氏)。

働き方を変えることで大きな効果があった
SMART CLOCKで効率的な機器の使用法を探る
「時計が赤くなったときに場内を見て回ると、熱でフィルムを定着させるシュリンク包装機が稼働していました。麺は午後に乾燥させるので、包装機の使用を午前のみとするルールを定めました」。
そのほかにSMART CLOCKが黄色くなったら乾燥室のファンの回転数を落とし、除湿機を停止するといったルールも定め、運用している。

麺の乾燥工程がもっとも電気を使う
デマンド閲覧サービスの機能も活用
「空調の稼働をずらし忘れたためデマンド値が通常よりも高かった」
といった具合に普段と異なる結果が出た際は必ず原因を確認している。
「照明をLEDにした結果、使用電力量も改善しました。また、不在時の消灯が徹底されるなど、スタッフの意識も以前と変わりました。これからも電気の“見える化”で効率的な電気の使い方を追求していきます」。

SMART CLOCKは麺の包装工程室に設置

管理者 佐用 伸二氏
当初は電気の「見える化」が省エネにつながるのか、正直言って半信半疑でした。しかし、導入後は100万円以上の増益となるなど、1年で予想以上の効果がありました。日本テクノの営業担当と二人三脚で、段階を踏みながら順調に効果を出せてよかったです。
企業概要 | |
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事業内容 | 食品製造業 |
従業員数 | 47名(2019年11月現在) |
所在地 | 長崎県雲仙市 |
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