北榮興産株式会社 関口雄揮記念美術館さまの導入事例 [Case 470]
見える化がもたらした省エネ成功のポイント
空調稼働の工夫
サービスの導入当初、同館では普段の電力使用の傾向を把握するために、これまで通りに業務を行っていた。その後月次・日次の電力使用量のグラフからピークが空調稼働にあることを把握し、対策を立てた。同美術館はではこれまでも設備改善による省エネ化が進んでいたが、そのうえで契約電力・使用電力量とも低減が図れた。
・冬場の空調は切らずに24時間稼働する
■ 導入効果
|取材時期:2020年12月|導入時期:2019年3月|
電気の使い方を見直す契機に
主に建築用鉄骨の生産に取り組む北榮興業を中心とする北榮グループ。そのなかで北榮興産は北海道の風景を描き、人気のあった画家・関口雄揮氏の作品を展示する美術館を運営している。
「グループ全体で日本テクノの電気の“見える化”を活用し、省エネに取り組むことになりました」(副館長 髙田裕之氏)。
しかし同館の照明はすでにLEDに入れ替えており、2017年には古い空調をやめ、地熱を利用した使用電力量の低い最新型を導入していた。人の手でほかにどんな省エネ活動ができるのか、まずはデータ取得のため、従来通りの運営を続けた。
電力ピークを迎えるのは冬場
同館は札幌市の北部にあり、冬場の空調稼働が電力ピークを押し上げる。データを検証したところ、朝のタイマーで空調を稼働し始めた時間に大幅な電力ピークを記録しているとわかった。しかも厳冬期は空間が温まるまで時間がかかるため、使用電力量も増加傾向にあった。
無理な省エネは長続きしない
その結果、電力ピーク・使用電力量ともに減少傾向が見られた。最終的に契約電力は23%低減、使用電力量も3.9%の低減が図れた。また、朝に出勤した時から室内が暖かいため、快適度が増したとスタッフにも好評だった。
副館長 髙田 裕之氏
デマンド制度の仕組みを知りませんでしたが、考え方を少し変えるだけで契約電力が下がり、驚きました。事務室でSMART CLOCKを見ていて、色が変わったときに支障のない空調のみ止めることもありますが、それも年に数回程度。今後もどんな取り組みができるのか、日本テクノの営業担当と二人三脚で探っていきたいですね。
企業概要 | |
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事業内容 | 美術館 |
従業員数 | 2名(2020年12月現在) |
所在地 | 北海道札幌市 |
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