株式会社鍜治商店 カジマート みなみ店さまの導入事例 [Case 395]
見える化がもたらした省エネ成功のポイント
バックヤードでできる取り組みを実践
3年前に冷ケースすべてと一部の冷蔵庫を刷新、照明もほぼLEDに変え、使用電力量の引き下げに成功していた。まずはバックヤードにSMART CLOCKを設置。早めの空調稼働により電力ピークを分散し、11時以降の気温が上昇する時間は時計の色に従って①バックヤードの空調、②飲料棚の照明、③冷ケース周辺の空調など、優先順位を決めて対応した。 店長の取り組み姿勢を見て、スタッフも協力してくれるという。
・冷ケース・照明などの設備改善
・空調の調整など、ルールを徹底
・冬場の使用量を減らす
■ 導入効果
一層の省エネ効果に期待しサービス導入
スーパー・百貨店テナントなど計7店のカジマートを運営する鍜治商店は、1951年に津幡町にて設立された。「みなみ店では3年前に冷ケースすべてと一部の冷蔵庫を刷新、照明もほぼLEDに変え、使用電力量の引き下げに成功していました。そんな折に日本テクノのサービス内容を知り、電気を“見える化”すればさらに使用量を落とせる、と直感しました。そこで導入を決めたのです」(代表取締役社長・鍛冶一雄氏)
店長が先頭に立ってスタッフの模範に
同店の夏場の挑戦を進めたのは店長の鍛冶隆史氏だ。まずはバックヤードにSMART CLOCKを設置し、お客さまにご迷惑を掛けない対策を考案した。
「早めに空調を点けて電力ピークを分散し、その上で11時以降の気温が上昇する時間は時計の色に従って①バックヤードの空調、②飲料棚の照明、③冷ケース周辺の空調など、優先順位を決めて対応します。時計の色が黄色く変わると、スタッフはあちこちで切れるスイッチがないか探すようになりました。私より先に気付いたスタッフが、“ここなら消しても大丈夫”と協力してくれるのは心強いです」
今後の目標は使用電力量の削減UP
同店は先ごろ、井戸水を利用した散水装置を屋根に設置(写真3)。これは空調そのものの負荷を抑える取り組みだ。「今夏には間に合わなかったですが、来年が楽しみです。今後は省エネ対策をもう1ステップ上げて、成果を出そうと考えています。夏場にピークを迎える当店は、裏返せば冬場でまだまだ対策する余地があるということ。月別・日別の使用電力量など目標を細かく設定し、年間を継続してムリ・ムダ・ムラの削減に取り組みます」(隆史氏)
取材後も続いていた省エネへの挑戦
取材後、屋上散水機が導入された段階でさらにお話を伺えた。散水機導入前(2017年夏季)は 契約電力=310kW、使用電力量合計=375,416kWh。導入後(2018年夏季)は契約電力=303kW、使用電力量合計=373,690kWhだった。デマンド値で7kW、使用電力量で1,726kWh改善された。導入後の夏は前年より気温が高かったため、実質的効果はさらに高いと思われる。その他にも業務改善を通じた省エネは現在も続けている。
代表取締役社長 鍛冶 一雄氏
みなみ店店長 鍛冶 隆史氏
「見える時計」は視覚的に注意喚起できたので、スタッフの理解が得やすかったですね。今後についても屋根に遮熱塗料を塗る、室外機に散水するなど、使用電力量削減のテクニックが色々あるようなので、日本テクノの営業さんのアシストサービスに期待しています。
企業概要 | |
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事業内容 | 小売業(スーパー) |
従業員数 | 217名 |
所在地 | 石川県河北郡津幡町他(計7店) |
取材日:2017年11月
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