株式会社越村商店 松任支店さまの導入事例[Case398]
見える化がもたらした省エネ成功のポイント
改善点を見つけたい!
電気の「見える化」導入のきっかけは「生産性の検証・改善」にあった。省エネという共通の目標を設定し、これを事業場全員で実現するにはどうすればよいかを話し合った。結果、導き出されたのは「時計の色が変わったら、機器の稼働を止める」というシンプルなルール。業務改善・生産性向上のために同社では常にPDCAサイクルで検証を行ってきたことが省エネにも生かされた。
・働き方改革の一環で省エネに取り組む
・ルールはシンプル「時計の色が変わったらコンベアを止める」
■ 導入効果
「意識」はコントロールできなかった
越村商店 松任店は主に衣類・古紙のリサイクル処理を行う。サービス導入の契機は「生産性の検証・改善」にあった。「自分たちの1日の作業量を見極め、改善の余地を検証するために、リサイクル量と使用電力量の関係を可視化することで、業務を“見える化”しようと思ったのです」(廃棄物本部 部長・羽布津忍氏)。これまで同店では他社製デマンドコントローラーを利用していたものの、警報が鳴るだけで効果はほぼなかった。「目的を明確にせず、機器を入れても失敗するだけだと痛感しました。まずは省エネを切り口にスタッフ全員で取り組もうと考えました」(店舗 工場部・吉川良氏)
ルールはシンプル、重要なのは目的意識
松任店では古紙の圧縮梱包機が最も電力を使用する。SMART CLOCKの色に応じて搬入コンベアをこまめに止める、また、圧縮油圧ポンプ2系統を、紙の種類によって1系統稼動にする対策を立て、実行した。「機械と使用電力量の関係を把握し、対策できることを組み合わせた結果、シンプルなルールに行き着きました。これを時計の色が変わる度に実施しただけです。以前との違いはスタッフ全員が徹底して取り組んだこと。省エネによる生産性の改善という明確な目的意識があったので徹底できました」(吉川氏)。
「見える化」が働き方改革にも貢献
越村商店では他にも古タイヤ、運送パレットなどのリサイクルに取り組んでいるが、その過程で①作業を動画などで「見える化」、②各自で工夫して作業時間を短縮、③その知識を皆で共有、という業務改善サイクルが定着している。「当社の業務改善と電気の“見える化”は親和性が高く、その相乗効果で使用量を削減できました。今後はデマンド閲覧サービスなどを活用し、省エネを通じた残業時間の削減なども実現したいですね」(羽布津氏)
Comment コメント
執行役員・廃棄物本部 部長 羽布津 忍氏
店舗・工場部 吉川 良氏
当社には変化を続け、仕事を楽しみ、お客さまとともに次世代に美しい地球を残そうという経営理念があります。未来の環境を担う再生事業者であるという誇りを持ち、これからもリサイクルに取り組んでまいります。
企業概要 | |
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事業内容 | 廃棄物処理業(リサイクル) |
従業員数 | 120名 |
所在地 | 石川県松任市他(全4事業場) |
取材日:2017年11月
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