有限会社 福田商店さまの導入事例 [Case 369]
見える化がもたらした省エネの成功POINT
正しい知識で省エネに取り組み、成果を出す
鉄製品の廃棄物処理を行う同社では、当社のサービス導入前はたくさんたまってから一気に処理するほうが省エネになると考えていた。しかしそれではデマンドが上がり、多くの電気料金を払うことになる。まずは営業担当による勉強会を通じ、電気料金が決まる仕組みから学んだ。正しい知識を得てからは、スタッフの士気も上がり、人のいない場所の消灯といった行動も定着した。
・少量の廃棄物でも溜めずに毎日処理する
・省エネのゴールデンタイムは15~45分
・SMART CLOCKでギロチンの稼働状況を知る
■ 導入効果
電気を使わないことが省エネではない
2015年7月、経費削減を目的にSMARTMETER ERIAとSMART CLOCKを導入した。顔見知り企業の導入、また同市内に当社が上越グリーンパワー(発電所)を構えていたことが、日本テクノを信頼するポイントとなった。これまで省エネ意識はあったが、デマンド制について理解していなかったと話す福田氏。廃棄物は一定量溜めてから、一気に処理することが省エネだと思っていた。そのため 電気使用量には波があり、1週間のうちほとんど電気を使用しない日もあれば、突然170kWのデマンド値を測定する日もある。こうした誤った知識が、電気料金を上げていた。
対策はギロチンの稼動を平準化すること
デマンド閲覧サービスから電気の使用傾向を確認すると、デマンドピークの原因は、すぐにギロチン(スクラップ処理機)の稼動だと気付いた。まずは電気の使い方を平準化するため、少量の廃棄物でも毎日ギロチンを稼動するよう従業員に指示。さらに電力会社がデマンド値を決定するXX時0分時〜30分を意識し、30分の作業なら確定時間をまたぐXX時15~45分で作業を行うよう促した。しかし、当初従業員は福田氏からの指示が業務効率の悪化を招くと感じていたという。
現場ごとにSMART CLOCKを設置したメリット
全体で省エネ活動を行うには、従業員にも正しくデマンド制について理解してもらう必要があると考えた福田氏は、日本テクノのスタッフによる勉強会を実施した。その後、基本的な作業手順は定着したが、厚みのあるものを切断する際ギロチンに負荷がかかり、再びデマンドピークが上昇。建物ごとにSMART CLOCKを設置した強みを活かし、色の変化で別の現場にあるギロチンの稼動状況を予測してプレス機を停止するなど、互いに配慮しながら取り組む体制も整った。こうしてギロチンの稼動に着目した結果、導入からわずか1年で契約電力約17%削減に成功した。
代表取締役 福田 龍造氏
ここだけの話、従業員には内緒で目標値を折を見て1kWずつ下げています。事前に周知すると構えてしまうため、さりげなく調整してプレッシャーを与えないことが無理なく続けるポイント。今後は125kWを目指して、ピーク対策を行っていきます。
企業概要 | |
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事業内容 | 廃棄物処理 |
従業員数 | 7名 |
所在地 | 新潟県上越市 |
取材日:2016年8月
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