はや泉州の郷グループ はや&魚太郎 泉州の郷[Case 479]

見える化がもたらした省エネの成功ポイント
お客さまに迷惑のかからない省エネを実践
焼肉を中心とするレストランのため、夏場に電力ピークを迎える。客席には計4本の温度計を設置し、夏場は温度が24℃以上であれば空調を稼働し、24度未満になったら稼働を弱めるよう調整している。また、ピーク対策で電源を切れる「お休み冷蔵庫・冷凍庫」を設定するなど、お客さまに迷惑が掛からないよう、現場の工夫で契約電力・使用電力量の低減を図っている。
・客席の温度を見ながら空調を調整
・冷蔵庫・冷凍庫の稼働台数を減らす
・設備改善による抜本的な見直し
■ 導入効果
導入時期 | 2019年10月(取材時期 2022年10月) |
契約電力 | 129kW(2019年)⇒109kW(2020年) 15.5%DOWN! |
使用電力量 | 442,426kWh(2018年11月~2019年10月) ⇒ 397,810kWh(2019年11月~2020年10月) 10.0%DOWN! |
ムダをなくす意識が定着
「当店は1983年にオープンした焼肉を中心とするレストランです。先代の社長が同業他社から日本テクノの電気の“見える化”がよいと評判を聞き、導入しました。以来、電気のみならずガス・水道の使い方まで細かく見直すなかで、これらをムダなく使おうという意識がスタッフの間で定着し、今日まで引き継がれています」(店長 喜屋武雅志氏)。
同店は気温上昇とともに空調稼働が増加する夏場に電力ピークを迎える。ピーク抑制のため客席には計4本の温度計を設置。夏場は温度が24℃以上であれば空調を稼働し、24℃未満になったら稼働を弱めるよう逐次調整している。

コロナ禍で落ちた客足も2022年は回復傾向
ほかにも客数の少ないエリアから順に空調を切る、冷蔵庫・冷凍庫の保管方法を見直し、ピーク対策で電源を切れる「お休み冷蔵庫・冷凍庫」を設定するなど工夫を行っている。「新型コロナウイルス感染症の流行前から、人時バランスが適正になるようシフトを組み直したほか、仕入ルートの見直しなどを通じ、経費低減を図ってきました。現在もコロナ禍だからといって特別なことはしていません。2022年に入り客足も回復傾向にあるので、今後のコロナ禍が収束した状況を想定して行動しています」。

フレキシブルな間仕切りと最新空調で省エネ
同店では現在2階の宴会スペースを改修中だ。個室としても宴会場としても使えるようなフレキシブルな間仕切りを採用し、さらに最新の空調を導入する。店舗竣工から40年近くが経過するなかで、段階的に設備類をリフレッシュし、エネルギー効率の高い店舗をめざす。
「今後は徐々に店内の改修を進め、歴史あるたたずまいを残しつつ、設備は最新というお店にしていけたらと考えています」。

Comment コメント

店長 喜屋武(きやん)雅志氏
「長年ムダを減らす行動に取り組んできたため、スタッフに省エネ意識が定着しているのが当店の最大の財産だと思っています。新型コロナウイルスの影響はもう少しありそうですが、今後はお客さまのご来店が戻っても十分対応できるよう、いまから手を打っていきます」
企業概要
事業内容 | 飲食店 |
従業員数 | 計200名(グループ全体) |
所在地 | 大阪府泉佐野市 |
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