学校法人今村学園 幼保連携型認定こども園 いまむらこどもえんさまの導入事例
[Case 415]

見える化がもたらした省エネ成功のポイント
園児が主体となって省エネを行う
園長の岡田美保氏は「これから未来の地球環境を良くしていくのは今の子どもたち。SMART CLOCKは、震災後から言われ続けている節電、電気を大切に使っていくという気付きを子どもたちに伝えてくれています」と話す。園全体で省エネ手順を決め、それを守っているが、時計の色の変化には子どもたちの方が敏感だ。
・自然光を取り入れ照明を消す
・空調の運転設定でデマンド改善
・職員と園児が環境問題を意識
■ 導入効果
電気のムダをやめる習慣が定着
電気と環境への考え
いまむらこどもえん園長の岡田美保氏が環境教育を強く意識し始めたきっかけは東日本大震災。園で行ったイベントの収益を、福島県南相馬市にある幼稚園に直接届けた際のことだ。「避難した園児たちが徐々に戻ってくる中、命がけで子どもたちのために頑張っておられる姿に教えられました。そして帰る時にある園児から“いまむらこどもえんの子どもたちを守ってあげてね!”と言われ胸を打たれました。未来を生きてゆく子どもたちに美しい環境を残したい。SMART CLOCKは電気を大切に使うことの重要性を子どもたちに伝えてくれます」
基本料金はコントロールできないと思っていた
日本テクノから電気料金の仕組みや賢い電気の使い方などを教わるまで、岡田氏は基本料金は固定制だと思っていた。SMART CLOCKの色の変化を見ながら、自然光を取り入れ照明を消す、空調をつける順番や設定温度を意識するなど、園全体でムダな電力使用をやめていった。「当園は自然に学び、自然とともに生活をつくり出すことを理念におき、保育・教育に取り組んでいます。空調ひとつとっても過剰な温度設定をやめ、子どものうちに暑さや寒さに順応できるような体づくりを心がけています」
SMART CLOCKによる環境教育
緑は「セーフ」、黄色は「ちゅうい」、赤は「もう少しでアウト」と信号機のように色が変わるSMART CLOCKはわかりやすく、子供たちの電気に対する意識も変わった。今では園児らがSMART CLOCKを「電気の使い過ぎを知らせてくれる時計」と認識している。廊下に設置されたSMART CLOCKが黄色になると、子供たちはソワソワし始め、赤になったら大騒ぎで「先生!電気を消さなきゃ!」と伝えるようになった。

園長 岡田 美保氏
人々はさまざまな環境で生きていますが、笑顔や幸せを求める心は同じだと感じてほしくて、長倉洋海氏による世界の子どもの写真を展示しています。色々な違いに気付く子どもの着眼点には驚かされます。30年後、今の子どもが地球にとって正しい選択をし、幸せな子育て環境を目標に、多くの課題を1つずつ解決していきます。
企業概要 | |
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事業内容 | 幼保連携型認定こども園 |
従業員数 | 59名 |
所在地 | 大阪府高槻市 |
取材日:2018年3月
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