二幸食鳥グループさまの導入事例 [Case 407]
見える化がもたらした省エネ成功のポイント
省エネ実現に向けた不断の取り組み
工場、配送センター、冷蔵センターをはじめ、直営販売所や結婚式場など全11事業場で当社サービスを導入している。そのため、各事業場で実践して効果のあった省エネ手法を共有し、それを他の事業場でも実践するという横展開が図れている。冷蔵庫の開閉回数増加が使用電力量を増やすことにつながると気付いた事業場では冷凍原料の比率を上げて冷蔵庫の開閉回数を減らした。実践で培ったノウハウが他の事業場に波及していく。
・調理器具や空調など機器の立ち上げを分散
・冷凍原材料を増やし、冷蔵庫の開閉回数を減らす
・空調と換気扇を併用しないよう意識
■ 導入効果
全13事業場でサービスを活用
二幸食鳥グループは鶏肉加工を中心に、冷蔵センター・配送センターから小売施設まで運営する。鹿児島県内の全13事業場で日本テクノのサービスを活用し、省エネに取り組んでいる。「私たちはまずデマンドのピーク対策に取り組みました。加工工程や空調の入れ方などを見直し、機器の立ち上げ分散に取り組んだ結果、ほぼすべての事業場でデマンド値が改善しました。その後に各事業場の責任者が業務特性を踏まえ、使用電力対策に取り組みました」(本社総務部業務課長 上妻正幸氏)
各事業場で進む省エネ活動
工場や冷蔵センターでは冷蔵庫の保存スペースの整理整頓を進め、さらに商品によっては冷凍原料を増やすことで冷蔵庫の開閉回数を減らし、使用電力量を改善した。他にも空調と換気扇を併用しない(加熱調理時以外)など、省エネ意識は各事業場で徐々に浸透。老朽化した冷蔵設備や空調を交換する場合は、デマンド閲覧サービスを活用し、必ず交換効果を検証している。特に小売施設「かごしま旅の駅 魔猿城」では照明をLEDに入れ替えた結果、使用電力量を約5%改善できた。
積み重ねたノウハウを最新工場でも活用
「各事業場がそれぞれ実践したアイデアのうち、効果の高かったものが本社に寄せられ、それがミーティングを通じ他の事業場に波及します。社内には多くのノウハウが積み上がっています」
同社の事業規模は年々拡大しており、2017年9月には10ヵ所目となる工場・錦江加工センターがオープンした。「ここは最新の省エネ型加工設備を備えていますが、それでも運用改善のためには“現場の工夫”が重要です。全設備が本格稼動する2018年夏を前に、最適な運用方法を探っていきます」
Comment コメント
本社総務部業務課長 上妻 正幸氏
錦江加工センターのデマンド閲覧サービスのデータを見ると、まだムダがあるなと感じます。社内で培った省エネノウハウをベースに、より効率的な電力の使用を実現し、生産性を向上させたいと思います。
企業概要 | |
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事業内容 | 食品加工・小売業 |
従業員数 | 800名 |
所在地 | 鹿児島県鹿児島市他 |
取材日:2018年2月
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