株式会社亀屋万年堂 総本店さまの導入事例 [Case 465]
■ 導入効果
導入時期2018年12月
■ 省エネポイント
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- 勉強会による省エネ意識の浸透
- 空調の稼働改善
電気の「見える化」「理解る化」に興味を抱く
東京・自由が丘発祥の老舗菓子店亀屋万年堂。同社では常々電気の保安点検価格の妥当性や点検に対する付加価値などについて疑問を抱いており、ネット検索で出てきた日本テクノに見積りを依頼した。日本テクノは保安点検だけでなく、24時間の電力監視システムおよび省エネ行動を促す電気の「見える化」「理解る化」を提案。通常の保安点検より価格は高くなるものの、スタッフの改善活動に向けたモチベーションアップになるなら、と考えた社長の引地大介氏が導入を決めた。
省エネ活動の下地はあった
同社では当社サービス導入前から経費削減を主眼とした業務改善プロジェクトがあった。リーダーの社長以下、計6名からなる組織横断プロジェクトである。会合は毎月行われ、水道光熱費をはじめ、送料や原材料などにまでメスを入れ、節水弁の使用による水道使用量削減などを実現してきた。
同社は1階が売り場と従業員の休憩・打合せスペース、2階が事務所となっている。そこで1階休憩スペースにSMART CLOCKを、2階事務所にSMARTMETER ERIAを設置。電気の使用状況を全体で「見える化」する体制が整った。
「見える化」がムダな電気の使用を改善
当社の営業担当がサービス導入に際し、約30名のスタッフを2班に分け、勉強会を開催。電気を「見える化」する前は不在スペースの消灯などを徹底していたが、サービス導入後は目標設定値をオーバーしないよう、空調をこまめに調整するようになった。「それまで4台の空調を同時にフル稼働していたのを、2台ずつ立ち上げるようにし、さらに温度をこまめに調整することで、使用電力量・契約電力とも大きく改善しました。店舗・事務スタッフともに自発的に取り組んでくれたことに大きな意味があります」(省エネ推進担当、ブロック長 工藤昭博氏)。スタッフの省エネ意識が深化した結果、空調の負荷が高まる夏・冬でも、使用電力量が前年比で20%以上の改善につながった。

昨夏は前年と同様の暑さだと感じましたが、見える化の効果でムダな電力を使わずに済んだと思います。今後もお客さまやスタッフに無理を強いるような省エネはしないつもりですが、営業担当による勉強会は年に1回くらい開催していただき、皆の省エネ意識維持に努めたいです。
Company profile | |
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代表者 | 代表取締役社長 引地 大介 |
事業内容 | 菓子の製造・販売 |
従業員数 | 200名 |
所在地 | 東京都目黒区自由が丘 |
取材日:2020年2月

日本テクノの広報室です。