成果は自分たち次第で不安…でも意外と簡単だった省エネ

医療法人 青洲会診療所/社会福祉法人 慶陽さまの導入事例 [Case 433]

■ 導入効果

導入時期2012年12月

■ 省エネポイント

    • バックヤードの照明や空調を消す
    • 成果をグラフで毎月掲示
    • 空調の立ち上げをずらす
懐疑的だった「見える化」の有効性

食堂に設置されたSMART CLOCK 医療法人 青洲会診療所は、社会福祉法人 慶陽 特別養護老人ホームあっとほうむが併設され、地域住民に総合的な医療・福祉サービスを提供している。「日本テクノの営業担当から“SMART CLOCKを導入しても、自分たちで考えて行動しなければなにも変わらない”と言われ、コストをかけてもスタッフの負担が増えることに納得できず、契約に至りませんでした。当時は“見える化”の有効性を感じられなかったのです」(事務長 朝井洋明氏)。1年後、同業の事務長会で保安点検費を抑えられると知り、合わせてSMART CLOCKを2台導入した。

スタッフが多いからこそルールは簡単に

電気・水道・ガスに分けて省エネ成果を掲示「初めは人任せのように感じた日本テクノの営業担当でしたが、実際にはさまざまな取り組みを提案してくれ、電気の使い方が変わっていきました」。1階の受付と3階の食堂にSMART CLOCK、6階の事務所にSMARTMETER ERIAを設置。スタッフ160名にはデマンドの仕組みなどは伝えず、「赤くなったらバックヤードを中心に、照明や空調を消す」という簡単なルールだけ共有した。その成果を電気代・使用量に分けてグラフを毎月掲示すると、全員の意識が変わってきたという。「次第にデマンドが上昇しやすい診療開始前は空調の立ち上げをずらす、午後診と夜診の間は空調を切るといった取り組みも行うようになりました」。

小さな意識の積み重ねが大きな成果に

エレベーターの使い方も変わった。定期点検でエレベーターの停止階データをとったところ、1階分の移動でも頻繁に利用されていることがわかった。「ワンフロアから歩いてみませんか?」という掲示物を貼ったり、普段から階段を利用する院長から「階段で見るのはいつも同じ顔」と冗談交じりの指摘が飛んだりした効果もあり、エレベーターの利用頻度が減った。「当施設では特別な取り組みはしていません。一人ひとりに無駄を省く意識が浸透しただけ。“見える化”の有効性を実感しました」。

Comment コメント
LED照明は1灯おきに間引きしている事務長 朝井 洋明氏
社会福祉法人は報酬が限られており、利益を出すことが難しい。無駄なコストを抑え、その分をスタッフの給与や福利厚生に反映させることで、モチベーションをあげてもらいたいと考えています。これからも地域住民との関わりを大切にし、皆さまの健康を支えていきたいです。
Company profile
代表者 理事長・院長 孫 徳弘
事業内容 社会福祉・医療
従業員数 160名(2018年8月現在)
所在地 大阪府大阪市

取材日:2018年8月

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