宮崎ライオンズホテルさまの導入事例 [Case 384]
■ 省エネポイント
- 「見える化」で宿泊客も省エネに協力
- 空調は自分たちで分解清掃・設定温度は25度
- 自然の力も活用して電気・ガスの使用量を抑える
■ 導入効果
スタッフ・宿泊客の省エネにSMART CLOCKが貢献

ロビーに設置したSMART CLOCKがお客様へも省エネを呼びかける
宮崎ライオンズホテルはアットホームな接客と、毎日市内の温泉から源泉を運び、檜風呂で供する大浴場が自慢のビジネスホテルだ。SMART CLOCKを導入したところ「驚いたことにお客様が省エネにご協力くださいます」(新福竜太支配人)。ホテルは常連客が多く、SMART CLOCKの意味や目的を理解したお客様は、誰もいない浴場の空調や照明を落とすなど、積極的に省エネに協力してくださるという。「客室の空調温度も高めに設定しているよとおっしゃってくださる方もあり、ありがたい限りです」。
デマンド値にこだわらず、トータルで減らす

客室の空調は定期的に分解・洗浄
「見える化で時間帯による電力使用傾向を全員で把握し、ピーク対策も実施するようになりました。しかし、複数の団体客がチェックインして一斉に空調を使えば、デマンド上昇は防げません。今はデマンド対策よりも見える化を通じて醸成された省エネ意識の定着・向上が重要と考えています」(新福支配人)
たとえば同ホテルでは設備管理スタッフ全員が空調を分解・洗浄している。これにより空調の稼動効率は大幅に改善し、喫煙可の客室では消臭効果も見違えたという。清掃業者に任せる作業を自ら行うことで、設備への愛着が生まれるという効果もあった。
細かな努力を積み重ね、経費上昇を抑える

涼しい服装でムリのない省エネを実現
その他にも新福支配人は「ベッドメイキング後は空調リモコンの設定温度を必ず25度にする、ボイラーの燃費向上のために添加剤を入れる、夏の日中はロビーの自動ドアを開けて風を通し、スタッフはかりゆしウェアを着用する、天気の良い日はタオル類を天日で干す…」など、実務を通じて提案された省エネルールの数々を教えてくれた。いずれも細かなことだが、スタッフらが日々の業務の中で気付き、実践している点に意味がある。

新福竜太支配人
Comment コメント
新福竜太支配人
「自宅のようにくつろいでいただけるよう、アットホームな接客を心がけています。SMART CLOCKはお客様との話題になりやすいので、ロビーに設置して正解でした。導入時と比べ、客室の稼働率は約10%上がりましたが、水道光熱費は導入当時の金額で推移しています。見える化で変わったスタッフの意識が、大きな効果を生んでいると思います」
Company profile | |
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代表者 | 代表取締役社長 新福宏一 |
事業内容 | 宿泊業 |
従業員数 | 20名 |
所在地 | 宮崎県宮崎市 |
取材日:2017年6月
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