株式会社マツモト 函館工場さまの導入事例 [Case 468]
見える化がもたらした省エネ成功のポイント
SMART CLOCKが省エネ担当の代わりに
2019年11月、同社はスタッフの省エネ意識向上のためにSMART CLOCKを導入した。これまでも取締役生産統括部長である松本崇氏が「切れる電気はないか」「ムダな電気はないか」とスタッフに確認していた。ところがSMART CLOCKの導入により、色と音声で注意を喚起するため、スタッフが自主的に切れる電気がないか、探すようになった。
・スポットクーラー・扇風機を使用
・使用電力量の多い温熱乾燥機は使用時間をずらす
・SMART CLOCKが省エネ担当の代わりを務める
■ 導入効果
|取材時期:2020年3月|導入時期:2013年7月|
契約更新時にSMART CLOCKを導入
「近年北海道産昆布は収獲減が続いています。これは地球温暖化の影響などによるといわれており、今後も続く予想です。当社は昆布の卸販売と、昆布を使った業務用・家庭用商品の製造・販売を手掛けていますが、上昇した原価を価格に反映すればお客さまは恐らく購入をやめてしまうでしょう。現在、経費節減・生産性向上はもちろんのこと、生産品目の比率転換も急務と考えています」(生産統括部長 松本崇氏)。同社は蛍光灯・水銀灯を順次LEDに取り替えるなど、使用電力量の改善に取り組んできた。さらに2019年11月当社との契約更新の際SMART CLOCKを新規に導入。スタッフの省エネ意識向上を図っている。
ピークをずらし、契約電力を抑える
商品の品質を高めるために同社の昆布は加工工程で一旦乾燥させる。温熱乾燥機は工場内でもっとも大きな設備であり使用電力も多い。使う場合は他の機械が稼働していない早朝に立ち上げることで、契約電力の上昇を防いでいる。また、乾燥機のあるエリアは空調を入れず、夏場はスポットクーラーと扇風機を使い、作業者の周囲のみを冷やすようにしている。また、1日でつくる商品数を絞り、その分生産量を増やすことにした。これにより多品種を1日で生産するより業務効率が上がり、使用電力量も改善した。
歩留まり向上など試行錯誤が続く
現在は商品の歩留まり向上に向け、原料の切り方や調理方法を工夫するなど試行錯誤を重ねている最中だ。「単価が安い昆布の採用や、ビーフジャーキーなど昆布以外の加工商品の生産も検討しています。ただ、たとえばとろろ昆布は道南産でないと品質が保てないなど制約も多々あります。難しい局面は今後も続くと思いますが、古い設備の入れ替えなどを行えば、もう少し水道光熱費が抑えられると考えます。引き続き経費管理を厳しく行い、付加価値の高い商材展開を図っていきます」。松本氏は今後の展望を力強く語った。
Comment コメント
取締役生産統括部長 松本 崇氏
工場内で口うるさく「切れる電気はないか」「ムダな電気はないか」といってきましたが、最近は生産計画の作成などで事務所にいることが多くなりました。その代わりではないですがSMART CLOCK が省エネの注意喚起をしてくれています。予想どおりの効果があり、よかったです。
取締役生産統括部長 松本 崇氏
工場内で口うるさく「切れる電気はないか」「ムダな電気はないか」といってきましたが、最近は生産計画の作成などで事務所にいることが多くなりました。その代わりではないですがSMART CLOCK が省エネの注意喚起をしてくれています。予想どおりの効果があり、よかったです。
企業概要 | |
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事業内容 | 食品製造・販売業 |
従業員数 | 80名(2020年3月現在) |
所在地 | 北海道函館市 |
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