職場環境やこれまでの習慣を大切に、電気の「見える化」で省エネ活動が大きく前進!

大成興業株式会社さまの導入事例[Case333]

 大成興業株式会社は、東京都板橋区に本社をおき、群馬県に工場をかまえる工業用部品の加工メーカー。高圧ゴムホースや樹脂ホースを中心に、設計開発から製造・販売までの一貫体制で、さまざまなユーザーニーズに応えてきた。本社でのSMARTMETER ERIA(以下、ERIA)を活用した省エネ活動の様子を、総務部課長の元木亮氏に伺った。


見える化がもたらした省エネの成功ポイント

取り組みの結果を従業員に共有
サービス導入前から行っていた省エネパトロールがさらに効果的に進化した。職場環境の向上も目的としたパトロールでは、それまでも見回りの際に空調の使い過ぎや消し忘れをチェックしていたが、その結果を社内会議で発表。デマンド閲覧サービスから出力できるグラフも活用した。さらに使用電力量の推移なども社内の掲示板に貼りだした。目に見えるかたちで結果を情報共有することで、省エネを身近なものと感じてもらう狙いだ。
・社内のパトロールを実施
ラジオ体操の場所を変更
コンプレッサーもデマンドピークの一因
全社に広がった省エネの活動
省エネの達人『企業編』でも放映されました!

■ 導入効果

導入時期2011年3月(取材時期 2015年10月)
契約電力48kW(2011年)⇒ 23kW(2015年)
52.0%DOWN!
使用電力量56,623kWh(2010年10月~2011 年9 月)
⇒ 42,026kWh(2014年10月~ 2015年9月)
25.7%DOWN!

社内のパトロールを実施

 大成興業株式会社では、2005年のISO14001取得をきっかけに、電気代削減に取り組んできた。総務部の元木亮氏が中心となり、社内をパトロールして、空調の使い過ぎや消し忘れがないか毎日確認する。「午前と午後に1回ずつ、抜き打ちで回りました。当初はいつの間にか設定温度が変えられている場所も見られましたが、声かけなどを続けることで、徐々に過度な空調の使用が減っていきました」。パトロールでは、温度とともに湿度もチェックして、省エネの視点だけでなく、業務効率に影響がない職場環境を目指した。
 取り組みが続くなか、日本テクノから電気の「見える化」の提案を受ける。「これまでよりも一歩踏み込んだ省エネ活動を行うことで、さらなる削減につなげたかった」と元木氏。まずは本社で試み、結果が出れば工場でも導入して、全社で運用していこうと考えた。

ラジオ体操の場所を変更

 ERIA導入後、電気の使用量の流れを確認して目標値を決めた。デマンドがピークとなるのは、冬場の朝。特に各部署の責任者が集まる日には、会議室を利用するのでデマンドが上がる。そこで元木氏はアラームが鳴ると、空調が2基設置されている総務部と営業部で、それぞれ1基止めてデマンドを抑えた。
 また同社では朝礼時のラジオ体操が日課となっている。以前は、倉庫2階の広い部屋を利用していたが、この朝礼のわずか10分間に使用する空調がピークを押し上げていた。「天井が高く、空調も古いものを使用していたため、大きな負荷となっていました」。しかし、朝礼やラジオ体操は、コミュニケーションの大切な場でもある。元木氏は、省エネのために良い習慣をなくすことがないよう、朝礼の場所を倉庫1階の空きスペースに変更して、空調も使用しないことを提案した。多少の寒さはあるものの、これがピークの抑制とともに使用量の大きな削減につながった。

電力ピークを伝えるトランシーバー

行動変化の表れ

 同社では、2年ほど前まで本社内で試作品の製作を行っており、この工程で使用するコンプレッサーも、デマンドピークの一因となっていた。元木氏は担当の従業員にピークの時間を避けてコンプレッサーを使用してもらうよう協力を要請した。
 また導入前から続けているパトロールも、ERIA導入によってさらに進んだ。パトロールの結果を会議で発表するとともに、デマンド閲覧サービスのグラフを活用。電気使用量の推移などを社内の掲示板に貼り出して情報共有に役立てた。結果を目で見ることで省エネ活動を身近なものと感じてもらい、全社的な意識の向上が図れればとの思いがあったという。
 そのほか、使用時間のある程度決まっている更衣室では、空調の稼働をタイマー設定。出社時・昼休み・退社時など、必要な時間帯のみ効率的に稼働させ、消し忘れの心配もなくなった。

省エネの成果を強く実感

 ここ3年ほどは、設備改善にも意欲的に取り組んできた。最初に取り組んだのは、助成金を利用した空調とLEDの入れ替え。それに続き、助成対象外ではあるが廊下の電球もLEDへと変更した。駐車場などの外灯は明るさセンサー付き。「これまでは手動で入切をしていたため、早朝と週末はつけっ放しでしたが、無駄な点灯を解消することができました」。さらに、水道管の入れ替えも省エネにつながった。以前は24時間稼働のポンプで貯水槽から社内全体に水を送っていたが、水圧式に変更することでポンプの稼働にかかる電力負荷を無くした。
 本社での取り組みを受け、群馬県の工場でもERIAを導入。工場長が中心となり、工作機械の時間差による立ち上げや、コンプレッサーの稼働台数を状況に合わせて調整するなどの対策を行っている。最後に元木氏は「今後も作業効率などに配慮しながら、無理のない省エネ活動を全社で続けていきます」と話してくれた。

電気の見える化が社内の省エネ意識を向上させた

お話を伺ったのは

総務部課長 元木亮氏

Company profile
事業内容ゴム工業製品製造の本社    
設立1957年(昭和32 年)
従業員数16名(工場34名)
所在地東京都板橋区小豆沢2-22-24
TEL03-3965-1311
URLhttp://www.taiseikogyo.jp

省エネの達人『企業編』でも放映されました!

テレビ番組 省エネの達人『企業編』で取り上げられました。クリックで動画を再生します。(4分00秒)



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