ピークの情報をインカムで共有。広い店内でも連携で上手に省エネ【株式会社プロスパー 薫風 梅み月さま】

株式会社プロスパー薫風梅み月様

株式会社プロスパー 薫風 梅み月さまの導入事例 [Case 318]

株式会社プロスパー薫風梅み月様 茨城県水戸市にある「薫風 梅み月」は、茨城県の郷土料理を提供する家族連れや観光客に人気の和食レストラン。国産大豆を使用した手作り豆腐や、打ちたての蕎麦を楽しむことができる。また広い店内には、120名までの利用が可能な大型宴会場も揃う。省エネ意識浸透の工夫やデマンドピークの対策を店長の清田卓也氏に伺った。

導入効果
電気使用量 31万8232kWh(2011年6月~2012年5月)
→30万1720kWh(2014年6月~2015年5月)
1万6512kWh(5.1%)ダウン
導入時期 2010年11月
冷凍室の照明に着目

「薫風 梅み月」がSMARTMETER ERIA(以下、ERIA)を導入したのは、2010年11月。すでに系列店で導入し成果が出ていたこともあり、同店でも電気の「見える化」を活用していくことが決まった。省エネ活動を中心になって進めるのは、店長の清田卓也氏。清田氏が店長になったのは4年ほど前で、ERIA導入当時は調理を担当していた。「電気のことはあまり意識せずに働いていました」と清田氏。
 しかし店長として店舗全体の動きに目を向けるようになると、省エネに関してさまざまなことに気がつく。清田氏が最初に着目したのは冷凍室の照明。「調理を担当していた頃は、冷凍室から両手に荷物を持ったまま照明をつけっぱなしで出てしまうことも。気になってはいたものの、作業を優先させていました」。そこで冷凍室の入り口に人感センサー付きの照明を設置して、消し忘れを防いだ。ここからさまざまな省エネ活動がスタートした。
株式会社プロスパー薫風梅み月様

ピーク時には厨房から店舗全体に連絡

デマンド値がピークとなるのは、夏場のランチタイム。日によっては夕方にもERIAの警報が鳴る。そこで、ERIAを設置している厨房からインカムを通して「警報が鳴りました。現在85kWです」と、スタッフ全員に連絡が入る。連絡に合わせて、厨房やバックヤードで空調を切る。また、宴会場でもお客様の入り具合によって部分的に空調を切る。「宴会場はお客様がいつ来店されてもいいように、余裕をもって広く空調を効かせています」。そうした予備の部分を調整することで、お客様に迷惑のかからないピーク対策が可能となる。
 こうしてピークを抑えることができると、再び厨房からインカムでその状況が全体に伝えられ、空調が必要な場所では再稼働させるなど、無理のない取り組みが実行されていく。また、夜は外灯の一部を消すなど、時間帯によって支障のない部分を探していった。

照明の使い方を見直し

ピーク対策のほかにも、バックヤードでは蛍光灯の約半分を間引き。厨房では、冷蔵庫や食洗機などの設備が設置してある場所も、調理を行なう場所と均一に蛍光灯が配置されていた。これを設備で隠れてしまう部分などを中心に間引くことで、必要な場所を残して、無理なく省エネにつなげることができる。また、更衣室や食品庫、事務所など、常時人のいない場所は、使用するときのみ点灯することをスタッフに呼びかけ、メリハリのある使い方を徹底させた。さらにバックヤードだけでなく、店全体で昼間の明るい時間帯に必要な照明を見直し。天候によって臨機応変に対応するものの、宴会場の窓側廊下や、玄関の間接照明などは基本的に消灯している。消す場所は、スイッチに青色シールを貼って、情報を共有する。

継続的な省エネ意識を

同店ではアルバイトも含めて、43名のスタッフが働いている。清田氏は、広い店内での省エネ活動のコツをこう話す。「スタッフの人数が多いこともあり、省エネについては、気づいたことがあったら、そのたびにインカムを使って呼びかけるようにしています」。たとえばバックヤードの一部分で照明の消し忘れがあった場合にも、「事務所の照明がつけっぱなしになっていたので、みなさん気をつけてください」と全員に呼びかける。そうすることで省エネ意識が全体に浸透していく。
 このほかにも冷凍・冷蔵庫の定期的な整理や温度チェック(1日3回)、フィルター清掃(月1回)など、すべてスタッフが持ちまわりで担当している。「一人ひとりが自主的に省エネに取り組んでくれることが理想ですが、そのためにも意識の継続が大切です」。省エネ意識を育てる環境づくりが、さらなる削減成果につながる。

Company profile
代表者 代表取締役社長 遠藤 仁平
事業内容 レストラン
従業員数 43名
所在地 茨城県水戸市見和1-311-71
営業時間 11:00~23:00(休業日:無し)

取材日:2015年6月

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