有限会社オートベルさまの導入事例 [Case 444]

見える化がもたらした省エネ成功のポイント
空調の使い方を工夫
導入したら成果を出したくなるのは人の常。空調は開店2時間前から徐々に温めることで電力ピークの低減を図り、同時に稼働台数を減らした。さらに照明のLED入れ替えも行い、使用電力量は徐々に低減した。店長らが省エネに取り組む姿勢を見ているうちスタッフも徐々に省エネに取り組むようになった。
・空調の稼働台数を半減
・冷気の流れを考慮した空調の使用
■ 導入効果
*導入時期:2017年11月、取材時期:2019年1月
縮小傾向にある市場への対策
有限会社オートベルは、北海道函館市にあるダイハツの新車・中古車販売店。近年、同市での人口減少にくわえ、業界全体もカーシェアリングや車両リースなど、自動車の所有方法が多様化し、マイカー市場は縮小傾向にある。そうした逆境に対し、同社は併設された整備工場で行うメンテナンスのパック販売、その他コスト削減などにより、他社より低価格で自動車を販売。そのコスト見直しに活用しているのが、日本テクノの電気の「見える化」サービスだ。2017年11月、同業者が成果を上げていると聞き導入を決めた。
ショールームの照明をLEDに変更
優先順位を決めて空調を稼働
導入後、デマンド目標設定値を一気に約30%絞った。「せっかく導入したからには成果を出したい。意識したことのなかった電力量が、SMART CLOCKを設置した途端、気になり始めました」(店長 髙橋優哉氏)。これまで1階のショールームに8台、2階の社長室に1台ある空調をすべて稼働させていたが、4台でまかなうようになった。冷気が入りやすい窓際の空調は負荷がかかるため、ショールーム中央のものを稼働。「空調の稼働台数を半減させたので、正直寒いときもあります。なるべくお客さまや従業員が快適に過ごせるよう、開店2時間前に空調をつけ徐々に暖めています」。また、空調に代わる消費エネルギーの低い暖房器具の導入も検討しているという。
整備工場に設置されたSMART CLOCK
自らが体感して対応策を覚える
体で電気料金の仕組みや省エネ手法などの勉強会を実施したものの、髙橋氏をはじめ管理職が中心となって進めていた省エネ活動。「私から特に取り組むよう促しはしませんでしたが、私たちが空調の稼働に注意している姿を見たり、なにをどのようにつけたらアラームが鳴るか体感したりすることで、皆も自ら活動に加わるようになりました。電気の“見える化”の効果を実感しました」。さらに蛍光灯や外灯もLED照明に変えたことで、導入からわずか1年で大幅な電力量の改善に成功した。
2階はタイヤなどを保管する倉庫

店長 髙橋 優哉氏
今、電気自動車の普及が進み、将来は自動運転が主流になるといわれています。常に状況は変化し、極端な話をすれば、この先自動車は必要なくなるかもしれない。その時代に合ったサービスを提供できるよう柔軟な対応を心がけています。
企業概要 | |
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事業内容 | 新車・中古車販売店 |
従業員数 | 20名(2019年1月現在) |
所在地 | 北海道函館市 |
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