今回はゴミの減量をめざすことば「5R」をご紹介します。「3R」なら聞いたことがあるという人もいるでしょう。5Rは3R(Reduce、Reuse、Recycle)に、「Refuse(断る)」「Repair(修理する)」をくわえたものです。
まず3Rの復習から始めましょう。Reduceは減らすという意味です。買い物をする前によく考え、すぐに飽きてしまうものや流行りものなどは買わず、長持ちするものを買いましょう。また、洗剤やシャンプーなどの日用品は詰め替え用を買うようにし、ゴミの量を減らしましょう。
Reuseは、再使用するという意味です。たとえば、体に合わなくなった子供服などは、着られるものは兄弟で回したり、知人にあげたりしましょう。着られない服は、掃除をするときに雑巾などとして使って捨てるともう一度使えます。また、最近ではフリーマーケットやネットオークションも盛んですので、工夫次第で服の寿命は伸びます。
Recycleは、資源として再利用することです。着られなくなった服も、まだ使い道があります。回収してリサイクル工場に行くと、車の内装材やクッション材にリサイクルされます。このような、他の製品に生まれ変わるリサイクルを「マテリアルリサイクル」と呼びます。
続いて5Rの説明です。まずRefuseは、断るという意味です。地球環境を考えたとき、まずこの行動から入りましょう!不要なものはもらわないで、断るということ。もらう前に、少し考えてみましょう。たとえば、コンビニやスーパーでもらうレジ袋。エコバッグを持参すればもらう必要がないですよね。無料だからといってもらっても、すぐにゴミ箱行きではゴミの減量にはつながりません。
最後のRepairは、修理するという意味です。今は昔と違って物が豊富な時代なので、壊れたらすぐに新しいものを買ってしまいがちですが、修理できるものは修理して長く使いたいものですね。たとえば、靴やカバン、服などを修理しているお店はたくさんあります。特に愛着のあるものなら捨てずに修理して使い続けたいですよね。
以上がゴミの減量に関する5Rです。5Rを実践しゴミを減量することは、環境負荷の少ない「循環型社会」の実現につながります。私たち一人ひとりの意識と行動が、社会を変える原動力となっていきます。今日から5Rを実践し、環境にやさしい生活を始めてみませんか。