幼稚園型認定こども園 高槻双葉幼稚園[Case495]
見える化がもたらした省エネの成功ポイント
「見える化」で情操教育をしながら省エネ!
高槻双葉幼稚園では、園児らの情操教育の一環として、電気の「見える化」を導入。園庭出入り口にSMART CLOCKを設置し、あわせて時計の見方を掲示した。SMART CLOCKが赤くなると「時計さんが怒っている」と称して園児も職員も空調温度の引き下げや消灯を行う。みんなが電気のムダをなくそうとする行動習慣を自然と身に付けた。ほかにもホールを使用する日は4台ある空調の立ち上げ時間を分散させるなど、デマンドピークを抑えながら電気を使うようになった。
・時計の光の意味を園児が理解
・ピーク時には空調稼働などで調整
■ 導入効果
導入時期 | 2017年6月(取材時期 2023年6月) |
契約電力 | 57kW(2017年)⇒ 51kW(2018年) 10.5%DOWN! |
使用電力量 | 86,431kWh(2016年6月~2017年5月) ⇒ 91,640kWh(2017年6月~2018年5月) 6.0%UP! |
園児の環境教育に適していると思い導入
高槻双葉幼稚園は「遊びと生活」を通じ、子どもたちの学び・育ちを支える幼児教育実践の場として1967年に創設された。園児らの情操教育の一環として、エコロジー感覚を養うのに適していると考えた園長の岡部圭二氏は2017年に電気の「見える化」を導入した。「これまでは電気をたくさん使っても気にする人は誰もいませんでした。しかし、“見える化”のサービス内容を聞き、これなら職員も園児も電気の使い方を気にするようになるだろうと考えました。結果は期待した通りでした」(岡部氏)。
時計さんが怒っていたらみんなで行動
職員室にはSMARTMETER ERIA(以下ERIA)を、みんなが行き来する1階の園庭出入り口にSMART CLOCKを設置。合わせて時計の見方も掲示した。ERIA、SMART CLOCKとも赤くなるのは年に数回程度だが、赤くなると「怒っている」と称して園児も職員も空調温度の引き下げや不在箇所の消灯などを行う。「時計が赤く光るときは職員室に電話通報も来るのでみんなが電気のムダをなくそうと行動する習慣が自然と身に付きました」。
市場連動型メニューを経費低減に活用
ほかにもホールを使用する日は4台ある空調の立ち上げ時間をあらかじめ分散させるなど、同園ではピークを抑えながら電気を使う意識が形成された。さらに同園で経費低減に一役買っているのが、卸電力市場価格(約定価格)と連動して料金単価が変化する日本テクノの「市場連動型料金メニュー」だ。春・秋といった気温の穏やかな端境期は市場価格が落ち着くことが多く、電気料金が比較的低めに推移している。こちらは省エネとは異なるアプローチで間接費用を圧縮している。
Comment コメント
電気の「見える化」により意識の面が大きく変わりましたし、園児もよろこんで省エネに協力してくれます。また、市場連動型料金メニューも今のところ間接費用の圧縮効果があり、うれしく思っております。これからも電気のことは日本テクノにお任せしたいと思います。
企業概要
事業内容 | 幼稚園型認定こども園 |
従業員数 | 63名(2023年6月現在) |
所在地 | 大阪府高槻市 |
この記事のPDFをダウンロードする。
(フォーム送信後に資料をダウンロードいただけます。)
ダウンロード
パワフルネットワークでお客さまの省エネ・省コスト化を強力バックアップ!
こちらのお客さまは大阪第一~第五営業所が担当しています。
〒530-0047大阪府大阪市北区西天満4-14-3リゾートトラスト御堂筋ビル 7階