日本新薬株式会社 関西支店さまの導入事例 [Case 422]
見える化がもたらした省エネの成功ポイント
空調負荷を低減
企業として環境基本方針を定め、全従業員が環境保全の重要性を認識して事業活動に当たっている。デマンドピークは夏と冬。どちらも休み明けの月曜日に山場を迎える。オフィスならではの状況を鑑み、冬は加湿器、夏はシーリングファンを活用することで空調稼働の低減を図った。
・デマンドピークの時間帯を把握
・加湿器の導入で暖房効果をアップ
・シーリングファンで空気を撹拌
■ 導入効果「省エネ意識の醸成と意思統一」
導入時期2009年10月
環境基本方針にのっとった省エネ活動
営業本部 関西情報提供サポート部の竹中一博さんは「2015年から私がエコリーダーを担当しています。2010年にSMARTMETER ERIA(以下、ERIA)を導入して、省エネ活動は定着しましたが、徐々に取り組みが恒常化してきたのも確かです。当社は環境基本方針を定め、全従業員が環境保全の重要性を認識して行動していくと決めていますので、省エネは全社共通の課題です。もう一度手綱を締める意味でも、取り組みを考えました」
電力の使用傾向を「見える化」で把握
日本新薬株式会社大阪支店は7階建てビルで、使用電力量の大半は空調稼働だ。デマンドピークは夏と冬で休み明けの月曜日に集中した。「多くの営業社員が早くから出社して業務準備を始めるため、空調・照明・プリンタなどが一斉に稼働します。その時間帯はデマンドピークの超過を防止することに努め、その後は平均の使用電力量をいかに抑えるかに注力しました」。ERIAからアラームが鳴ると、3階にある空調の集中管理で各階の設定温度を調節し、状況に応じて一時的に止める。
会議で情報共有、省エネは全社の課題
全体会議では、省エネに関する成果報告と注意喚起を行うことで、意識向上を促した。また、冬は各フロアに加湿器を導入。「湿度を上げることで体感温度を上げ、空調の設定温度を2℃下げることができました」。夏は、空調の吹き出し口に計12台のシーリングファンを設置し、空気を撹拌することにより、職場環境の快適性を損なわずに省エネも実現。さらにこの春には、事務室空調の内部洗浄が完了した。「省エネ、省エネというだけでは社員が疲れてしまいます。限られた予算の中で、効率的な効果がえられるよう、今後も模索していきます」。
写真:省エネに配慮した空調稼動を促すPOP/効率的な省エネ効果を得られる工夫が随所に
営業本部 関西情報提供サポート部 竹中一博氏
全体会議では、日本テクノさんに教えていただいた省エネの豆知識も発表しています。例えば、28℃から25℃まで下げようとした場合、設定温度をどんなに低くしても25℃になるまでの速さは同じです。その説明後は、空調が極端な温度に設定されることはなくなりました。
企業概要 | |
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事業内容 | 医薬品・機能食品の製造および販売 |
従業員数 | 85名※関西支店(2018年5月現在) |
所在地 | 大阪府大阪市 |
取材日:2018年5月
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